新GMとしてブラウンズの幹部を採用する方向で調整中のバイキングス
2022年01月26日(水) 15:18連鎖反応によってミネソタ・バイキングスのジェネラルマネージャ(GM)探しは早めに終わるかもしれない。
バイキングスはクリーブランド・ブラウンズの幹部であるクウェシ・アドフォ・メンサを新しいGMとして採用する方向で動いていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。ラポポートによれば、アドフォ・メンサは「最後の最終候補者」であり、バイキングスとの2回目の面談を控えているという。
バイキングスはアドフォ・メンサとカンザスシティ・チーフスの幹部を務めるライアン・ポールズの両方に興味を持っていたが、現地25日(火)にシカゴ・ベアーズがポールズを新GMとして採用したため、バイキングスに残った最終候補者はアドフォ・メンサとなった。候補者が一人に絞られたところで、バイキングスはこれ以上時間をかけるつもりはないようだ。
アドフォ・メンサは過去2シーズン、ブラウンズのフットボールオペレーション担当副社長として活躍してきた。アドフォ・メンサは神童として知られるアンドリュー・ベリーGMの元で働き、ブラウンズは2020年に11勝5敗を記録して1994年シーズン以来となるプレーオフでの勝利を挙げた。2021年のブラウンズは主要ポジションに負傷者が続出したことで苦戦を強いられ、8勝9敗に終わっている。
ブラウンズに勤務する前のアドフォ・メンサは、2013年から2019年までサンフランシスコ・49ersに所属し、フットボールリサーチのマネージャーから同職のディレクターに昇格している。ベリーがブラウンズのGMに復帰したタイミングでアドフォ・メンサもクリーブランドへと向かった。
バイキングスのGMには当初7人の候補者が挙がっており、アドフォ・メンサの他にブランドン・ブラウン(フィラデルフィア・イーグルス)、グレン・クック(ブラウンズ)、キャサリン・ライシュ(イーグルス)、エリオット・ウルフ(ニューイングランド・ペイトリオッツ)、ジョン・スパイテック(タンパベイ・バッカニアーズ)、ポールズ(チーフス)が名を連ねていた。バイキングスは火曜日にアドフォ・メンサと、当初は水曜日にポールズとの2回目の面談を予定していた。
プリンストン大学出身のアドフォ・メンサはヘッドコーチ(HC)のマイク・ジマーの後任を採用し、過去2シーズンともプレーオフ進出を逃したバイキングスをポストシーズンに復帰させるという任務を担うことになる。
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