「今すぐ」決めろと言われたら、引退を選ぶとバッカニアーズTEグロンコウスキー
2022年01月26日(水) 23:38タンパベイ・バッカニアーズの未来に待ち受ける可能性は、トム・ブレイディの引退だけではない。未来の殿堂入りが期待されるタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーも――2度目の――引退を決めるかもしれない。
32歳のグロンコウスキーは『TMZ Sports(TMZスポーツ)』に対し、2021年シーズンがディビジョナルラウンドで終わってしまった今の気分で、今日、決断を迫られたとしたら、やめることを選ぶだろうと発言した。
「もし、“ロブ、今この瞬間に来年プレーするかどうかを決めろ”と言われたら、今の俺はノーと答えるだろうな。シーズンが終わって2日だぜ」とグロンクは言っている。「“いや、プレーなんかしない”ってなるだろう。少し時間を置く必要がある。休息が必要だ。これからの流れを見て、全てがどうなるかを見てからじゃないと」
このオフシーズンにフリーエージェントになるグロンコウスキーは、シーズンが終わった直後にやめるかもしれないと感じるのはほとんどいつものことなのだと説明した。多くの選手にとって、厳しいNFLシーズンを戦い抜いた体はボロボロで、くたびれ果てているというのが現実だ。
3、4、5週間ほど時間がたてば、答えは変わる可能性があるとグロンコウスキーは述べた。
「今すぐ答えろって言われたら、ノーってことになる」と彼は言う。「けど3週間後なら、イエスになるかもしれない」
グロンコウスキーはレギュラーシーズンの12試合に出場し、55回のキャッチで802ヤード、タッチダウン6回を記録した。これは2017年以来最多の獲得ヤードだ。ポストシーズンの2試合では9回のパスを取って116ヤードを獲得、タッチダウン1回を挙げている。ほぼ1シーズンを通してバッカニアーズのレシーバー陣がケガで調子を上げられない中、グロンクはNFC南地区王者のパスゲームを強く保つために不可欠な役割を果たした。
「俺はただ完全に回復したいだけだ。それから自分の考えをまとめたい」とグロンク。「ちょっと落ち着く時間が欲しい――癒やしが必要なんだ。あちこちにできたこぶやあざを治したい」
自身の思いと並んで、ブレイディの去就もまた彼の決断に影響するだろう。彼が一度目の引退から復帰することを決めたのは、TB12とプレーしたいという思いがあってのことだった。そのため、ベストフレンドがいなくなった後もスターTEが戦いを続けるとは考えにくい。
だが、自分のキャリアを続けるか引退するかは自分で決めるとグロンクは言う。
「それも、状況によっては考慮に入れるだろう」とブレイディの決断について彼は述べた。「彼は自分自身と家族のためにやるべきことをしなきゃならない。それは疑いのないことだ。でも俺自身も、自分にとってベストなことのためにやるべきことをやらなきゃいけない。自分の気持ちとか、そういういろんなことを見つめ直す必要がある。それで自分の中で答えが出たら、彼の決断も踏まえて、そこから前に進むだけさ。実際に起こるまでは予想も何もできない。ただ、あらゆる状況が考えられるってことは確かだな。とにかく俺はまず自分自身にとってベストな道を選ばなきゃならないんだ」
【M】