ミネソタで予想されていたことが現実となった。

ミネソタ・バイキングスがクリーブラウンド・ブラウンズの幹部であるクウェシ・アドフォ・メンサを次のジェネラルマネジャー（GM）とする契約をまとめた。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じている。NFLネットワークのキャメロン・ウルフとイアン・ラポポートはアドフォ・メンサが4年1,200万ドル（約13億8,000万円）の契約を結ぶと伝えた。

アドフォ・メンサはカンザスシティ・チーフスのライアン・ポールズと並び、バイキングスGM職の最終候補2人のうちの1人だった。ポールズがシカゴ・ベアーズのGMになることが決まったため、その時点でバイキングスの選択は決まっていた。

アドフォ・メンサは過去2シーズンにわたってフットボール運営部門副社長を務めたクリーブランドを離れ、ミネソタへとやってくる。ブラウンズではアンドリュー・ベリーGMの下、2020年に11勝5敗を記録して1994年以来のプレーオフでの白星を挙げたチームの運営に携わった。2021年はブラウンズにとって厳しいシーズンとなり、複数のポジションで負傷者が出て攻撃面で苦戦する中、8勝9敗に終わっている。

ハーバード大学出身のベリーGMのようにアドフォ・メンサもアイビーリーグ出身であり、プリンストン大学を卒業した後にサンフランシスコでキャリアを開始した。アドフォ・メンサはサンフランシスコ・49ersのフットボールリサーチ部長から責任者に昇格。ベリーがフィラデルフィア・イーグルスで1年を過ごした後にブラウンズへ戻った際、ベリーのスタッフに加わっている。

当初、アドフォ・メンサを含めて7名がバイキングスGM候補者になっていた。候補者リストに名を連ねていた他の6名はブランドン・ブラウン（フィラデルフィア・イーグルス）、グレン・クック（ブラウンズ）、キャサリン・ライシュ（イーグルス）、エリオット・ウルフ（ニューイングランド・ペイトリオッツ）、ジョン・スパイテック（タンパベイ・バッカニアーズ）、ポールズ（チーフス）だ。アドフォ・メンサはリック・スピールマンが2012年から2021年に担っていた役割を引き継ぐことになる。

アドフォ・メンサはマイク・ジマーに代わるヘッドコーチ（HC）探しから仕事を開始する。ジマー前HCはバイキングスで8シーズンを送った後に解雇された。

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