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敗戦の痛みは何度も自分の中で繰り返されるとビルズHCマクダーモット

2022年01月27日(木) 14:20


バッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモット【AP Photo/Charlie Riedel】

バッファロー・ビルズの誰一人として、オーバータイムまでもつれた末にカンザスシティ・チーフスに42対36で敗れた試合をすぐに乗り越えることはできない。

ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは現地25日(火)、シーズン末の記者会見にて、残り13秒からのドライブでチーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズが試合をタイにするフィールドゴールにこぎつけるチャンスを与え、オーバータイムは守備側から始まったことは、いつか乗り越えるまで自分を苦しめ続けるだろうと語った。

『ESPN』のアライナ・ゲッツェンバーグによれば、マクダーモットHCは「録画で見たし、頭の中で何度も繰り返して、腹にも数えきれないほどくらっている」とマクダーモットHCは話している。

「これが私の生計であり、私は極めてコンペティティブでもある。われわれのフットボールチームやこの組織、ファンたちにとってのベストを、心の底から望んでいる。だから、自分の心と腹の中で、これからも繰り返し続けるだろう。だが、私たちが行こうとしている場所にたどり着けたとき、そのことがその瞬間をより喜びの深いものにするはずだ」

ビルズは後半戦で9ポイント差をつけられた状態から巻き返し、第4クオーターのラスト2分で勝ち越しの得点を2度決めていた。しかし、そのいずれもチーフスにやり返されている。QBジョシュ・アレンは残り13秒でワイドレシーバー(WR)ガブリエル・デービスへのタッチダウンパスをつなぎ、ビルズが36対33でリードする展開に。そこから2回のパスに成功したマホームズが、チーフスをフィールドゴール圏内まで導いている。

試合後、ビルズが最後の得点の後にボールをエンドゾーンに蹴り込んだ決断が批判されていた。スクイブキックを試みれば、数秒を消費できたかもしれないからだ。マクダーモットHCは敗戦後に“実行上”のミスがあったと話しており、キックオフに関してコミュニケーション上の行き違いがあった可能性が示されている。マクダーモットHCは火曜日にそれ以上の内情を明かそうとしなかった。

「それ以上踏み込むつもりはない」とマクダーモットHCは述べた。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦に進む大きなチャンスを逃したビルズは、最後の13秒の展開が違っていたら、というほろ苦さをこれからも抱えていく。ビルズもチーフスも長期的な展望のあるチームであり、マクダーモットHCの陣営には来年に雪辱を果たす機会があるかもしれない。

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