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膝に長期的な懸念はないとパッカーズLTバクティアリ

2022年01月27日(木) 15:39


グリーンベイ・パッカーズのデービッド・バクティアリ【AP Photo/Jeffrey Phelps】

グリーンベイ・パッカーズのレフトタックル(LT)デービッド・バクティアリは膝の負傷によって2021年にスナップ27回でしかプレーしていない。去る日曜日にサンフランシスコ・49ersに敗れたポストシーズンの一戦にも出場していなかった。

『CheeseheadTV(チーズヘッドTV)』とのインタビューの中で、バクティアリは昨年1月にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してから抱えてきた不満について語った。このケガによって、バクティアリは今季に追加手術を必要としていた。一方、30歳のバクティアリは膝について長期的な懸念はないとしている。

「いや、越えたいハードルは、ACLからの完全な回復なんだ」とバクティアリは話し、「ACLの状態はいいって分かっている。半月板も問題ない。10%から15%くらい切除した。ただ膝を休ませなくちゃならないだけ。構造的にも問題ない。ただ休ませる時間が必要なんだ」と続けている。

バクティアリはACL断裂の他に半月板の損傷も負っていた。今季のカムバックを試みる中、バクティアリの膝には水がたまり、複数回にわたって水を抜かなければならなかった。最終的に医師らは軟骨に損傷があるのを発見し、11月に手術が必要になったため、復帰時期に遅れが生じている。

「答えが自分の聞きたくないものなら、やっぱりきつい。しばらくフットボールをするな、っていうのがその答えだった」とバクティアリは語った。

バクティアリはデトロイトで行われたシーズン第18週の試合で復帰。チームのシーズン最終戦で、27回のスナップでプレーした。しかし、その試運転的なプレーの後、再び膝の水抜きが必要になった。

「俺を試合で見たがっている人たちの声が、本部の周りで聞こえるんだよ。コーチたちも俺を出したがっているはず。“皆、俺を試合で見たいんだな。分かった。もしプレーオフに出すくらいには満足できないっていうなら、それも分かった。俺はただ、膝の状態をできるだけ良くするよう努力する”って感じだった」とバクティアリは語る。

「デトロイトの試合から4日か5日後、88ccを抜いた。“悪夢だぜ。終わんねぇ”って感じさ」

ケガからの回復に苦しんだことで、優秀なパスプロテクターにフラストレーションがたまっていた。

「俺が得られた答えは一つだけ。1年の間に2度の手術を受け、ひどい炎症が起きて、水を抜くたびにあちこちに飛び火するってこと」

そう話したバクティアリは「構造的には問題ない。問題ないと分かっているし、だから俺が膝に保護具をつけているのを誰も見ていない。乗り越えるためのメンタル面のハードルもない。ただ“うまくいくか?”ってことだけだ」と続け、次のようにつけ加えた。

「水がたまる問題は理解されない。看護師や医師と話してみればいい。一人の看護師には“これまで一人から抜いた中で一番多い水”って言われたよ。“はあ、どうも”って言うしかないけど」

パッカーズがポストシーズンから脱落した今、バクティアリは来年こそ完全に健康な状態を取り戻せるという希望を胸に休息を取ることができる。来季のグリーンベイがどのような姿になっているか、そして、バクティアリが誰のためにブロックするのかは、まだ誰にも分からない。

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