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ベアーズがコルツDCエバーフラスをHCに起用へ

2022年01月28日(金) 08:57

マット・エバーフラス【AP Foto/Zach Bolinger】

シカゴ・ベアーズが新たなヘッドコーチ(HC)を迎える。

ベアーズは次期ヘッドコーチとしてマット・エバーフラスを採用する方向で動いているという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが今回の決定を知る関係者の話として現地27日(木)に伝えた。

51歳のエバーフラスはダラス・カウボーイズとクリーブランド・ブラウンズでラインバッカーコーチを務めた後、過去4シーズンをインディアナポリス・コルツの守備コーディネーター(DC)として過ごしている。

エバーフラスが率いた4年間でコルツは被得点とトータルディフェンスでトップ10に入り、1試合あたりで相手に許したラッシングヤードで4位、テイクアウェイで2位につけた。

最終的にエバーフラスに決める前に、ベアーズはデトロイト・ライオンズとコルツでHCを務めた経歴を持つジム・コールドウェルや、カウボーイズのダン・クインDCの採用も検討していた。

木曜日にヘッドコーチの職を確保したのはエバーフラスで2人目だ。もう1人にあたるグリーンベイ・パッカーズの攻撃コーディネーター(OC)ナサニエル・ハケットはデンバー・ブロンコスを率いることになった。NFL全体では7名のヘッドコーチに空きが出ている。

エバーフラスはベアーズを6勝11敗という成績に導いてシーズン終了後に解雇されたマット・ナギーの後を継ぐ。

昨シーズンのベアーズは堅固な守備陣を誇っており、エバーフラスにはスターラインバッカー(LB)カリル・マックやロバート・クィン、ロクアン・スミスといった必要なピースがそろっている。

初めてヘッドコーチを務めるエバーフラスにとって重大な問題は、ナギーの指揮下でも苦戦していた攻撃面にあると言えよう。クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズがルーキーシーズンでそのポテンシャルを発揮しきれなかった中で、誰を攻撃コーディネーターに据えるかがエバーフラスにとって最初の大きな決断となる。

ラポポートは木曜日に、フィラデルフィア・イーグルスのパッシングゲームコーディネーターであるケビン・パタロがベアーズの攻撃コーディネーターになる可能性があるとして注目されていると指摘した。

【RA】