レイダースがペイトリオッツOCマクダニエルズにHC職の面談を要請
2022年01月28日(金) 10:26ジョシュ・マクダニエルズは新たな選択肢を見つけた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地27日(木)に伝えたところによれば、空席となったヘッドコーチ(HC)のポジションをめぐり、ラスベガス・レイダースがニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)を務めているマクダニエルズに面談を要請し、今週末にも実施される見込みだという。マクダニエルズがレイダースの一員になれば、ペイトリオッツの選手人事責任者であるデイブ・ジグラーは理想的なフロントオフィスのパートナーになると考えられており、ラポポートは、すべてがうまくいけば2人がネバダ州に向かうかもしれないとつけ加えた。
ジグラーはすでに、空席になっているジェネラルマネジャー(GM)のポジションに関する面談をレイダースとの間で済ませている。
ラポポートによると、マクダニエルズは最有力候補と見られているようだ。こういった状況になるのは初めてではない。
マクダニエルズは2018年シーズンにインディアナポリス・コルツの新ヘッドコーチとなるも、すぐに自分はこの職を望んでいなかったと判断してペイトリオッツに戻ることを選択した。コルツが代わりにフランク・ライクを雇った一方で、ビル・ベリチックHCのスタッフ陣という慣れ親しんだ環境に戻ったマクダニエルズは、殿堂入りが有力視されているクオーターバック(QB)トム・ブレイディがタンパベイ・バッカニアーズに移るまでの2シーズンの間、共に仕事をしていた。
マクダニエルズは2021年に1試合あたりの得点で6位、ランヤードで8位、パスヤードで14位、トータルヤードで15位という成績を残した攻撃陣を指揮しており、新人QBのマック・ジョーンズと安定感のある仕事を遂行した。ペイトリオッツはシーズン中盤の段階でポストシーズンを突き進んでいく可能性が十分にあると見られていたが、スーパーワイルドカード週末でバッファロー・ビルズに敗れて敗退している。
次期ヘッドコーチ候補としてマクダニエルズの名前が挙がるのは、何も新しいことではない。マクダニエルズは2010年シーズンの12試合を終えて解雇されるまで、2シーズンにわたってデンバー・ブロンコスでヘッドコーチを務めていた。2011年以降、マクダニエルズはセントルイス・ラムズ(現ロサンゼルス・ラムズ)とペイトリオッツの攻撃コーディネーターとクオーターバックコーチを歴任している。
マクダニエルズは2020年にクリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ職の面接を受けたが、現HCのケビン・ステファンスキーが優先されて見送られた。2009年にブロンコスに参加して以来、ヘッドコーチには就任していないとはいえ、マクダニエルズの名前はほぼ毎年、候補として挙がっている。
レイダースはマクダニエルズがヘッドコーチに再挑戦するための機会を与えられるかもしれない。
【RA】