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プレーオフ敗退後、今後についてスタッフと追加で話し合ったパッカーズQBロジャース

2022年01月31日(月) 11:07


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Morry Gash】

ディビジョナルラウンドでサンフランシスコ・49ersに敗れてシーズンが終わったとき、グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはジェット機に飛び乗ってロサンゼルスへ去らなかった。苛立ちと将来への不安を抱えながら、ロジャースはグリーンベイにとどまっている。

関係者によると、ロジャースはチームの将来像を描くために、何日か余計に滞在してマット・ラフルアーHC(ヘッドコーチ)らと身を寄せ合い、次の展開を緻密に計画していたという。ロジャースは自分が2022年シーズンに戻ってくることを組織内の人々に確信させた。

“用心深い楽観主義”という言葉があったが、関係者によれば、ロジャースのプロセスを邪魔したい者はいないようだ。パッカーズの意思決定者たちはロジャースが最終的な決断に至るまでにとると考えられる手段を尊重している。

ロジャースは引退や復帰、さらにはすべての関係者に適したトレードの可能性をチームと協議することまで、あらゆる選択肢が机上にあると公言。また、再建中の状況下にはいたくないとも話している。

パッカーズにはサラリーキャップの問題があり、オフェンス最大の武器――ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムス――には新たな契約かフランチャイズタグが必要だ。情報筋の話によると、パッカーズはアダムスにフランチャイズタグを使用し、その後に新たな契約の可能性を模索すると見られるという。チームはスーパーボウルで優勝できる可能性を維持するために、できる限り多くの再編を行おうとしている。

何より、チーム自身の説明によれば、パッカーズは何としてもロジャースの復帰を望んでいるという。『The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』に出演した際に、ロジャースは検討していく現実はいろいろとあると語っている。

ロジャースは番組内で「チームや組織の方向性、あとは自分が今後にどうフィットしていくかということも要因になってくると思う」とコメントし、「メンタル的に、まだ情熱や競争心、プレーを続けたいという願望があるのか。その感情は、オフシーズンが始まるとなんとなく分かるものだと思う。競争心が強い人だったら、おとぎ話のような結末を夢見たり考えたりするものさ。必ずしもスーパーボウルである必要はないけど、そうなれば最高のおとぎ話だな」と続けた。

【RA】