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2022年プロボウルで“スポット・アンド・チューズ”メソッド試行、キックオフはなし

2022年02月03日(木) 11:53


2022年プロボウル【Aaron M. Sprecher via AP】

プロボウルは引き続き実験的な試みの場となっている。

ポストシーズンのエキシビションであるプロボウルではこれまでにルール変更の実験が行われており、今年も例外ではない。NFLは現地2日(水)、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで実施される2022年のプロボウルではキックオフが行われないと発表した。

ゲーム開始時のコイントスの勝者は、ボールをフィールドの好きな場所に置き、攻撃方向も指定する(スポット)か、ボールが置かれた場所から攻撃もしくは守備のどちらからスタートするかを選択(チューズ)することができる。どちらの権利を選ぶにしろ、スポットを決めたチームは開始時のフィールドポジションをもう一方のチームが攻守を選択する前に発表する。コイントスの敗者は、後半開始時にどちらの権利を選ぶか先に決めることができる。

この“スポット・アンド・チューズ”メソッドは昨年、ボルティモア・レイブンズによって競技委員会に提案された。

2022年のプロボウルではさらに、最近試行された2件のルール変更が再び取り入れられる。フィールドゴール成功、もしくはトライアテンプトの後、得点したチーム(チームA)はキックオフをするのではなく、もう一方のチーム(チームB)がそのチームの25ヤードラインから第1ダウン残り10ヤードの状況で攻撃を開始するか、チームAが自陣25ヤードライン、第4ダウン残り15ヤードで攻撃を続けるかを選択する。

さらに、プレークロックは通常の40秒/25秒ではなく、35秒/25秒とされる。前半ラスト2分と後半ラスト5分以外は、パスインコンプリートの後、レフェリーの合図によってゲームクロックがスタートする。

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