【2016年第5週】バッカニアーズが敵地で開幕戦以来の白星で今季2勝目
2016年10月11日(火) 13:10
現地10日(月)、第5週のマンデーナイトフットボールとなるタンパベイ・バッカニアーズ対カロライナ・パンサーズ戦が行われた。両チームともターンオーバーが多く、決して最高のパフォーマンスを見せることはできなかったものの、試合終了と同時にフィールドゴールを成功させたバッカニアーズが17対14で勝利し、開幕戦以来の白星を挙げている。
バッカニアーズは立ち上がりからクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンがワイドレシーバー(WR)ビンセント・ジャクソンに17ヤードパスを通すなどして敵陣に攻め込み、ドライブの最後にフィールドゴールを決めて先制。一方、エースQBキャム・ニュートンを欠くパンサーズはリズムに乗れず、バッカニアーズ守備陣を攻略できなかった。
第2クオーターにはスターミドルラインバッカー(MLB)ルーク・キークリー率いるパンサーズ守備陣を攻め立てて敵陣に乗り込んだバッカニアーズだったが、新人キッカー(K)のロベルト・アグエイヨがフィールドゴールを外す痛恨のミス。しかし、直後のドライブでパンサーズQBデレク・アンダーソンからインターセプトを奪い、第2クオーター48秒を残して再びフィールドゴールを成功させ、バッカニアーズが6対0とリードしたまま前半を折り返した。
前半を無得点で終えたパンサーズは第3クオーター最初のドライブで、タイトエンド(TE)グレッグ・オルセンの活躍でエンドゾーン目前まで前進し、最後はランニングバック(RB)キャメロン・アーティス・ペインの1ヤードランでこの試合初のタッチダウン、パンサーズが逆転に成功。パンサーズは次のオフェンスドライブでも同様にオルソンへのパスで敵陣に攻め込み、アーティス・ペインが12ヤードランで再びタッチダウンを決めてリードを広げた。
対するバッカニアーズもウィンストンからWRマイク・エバンスへの26ヤードパスを通してタッチダウン。直後の2ポイントコンバージョンも成功させ、第3クオーター終了前に試合を振り出しに戻した。
試合は同点のまま第4クオーターに突入。バッカニアーズ守備陣はアンダーソンからファンブルとインターセプトを立て続けに奪うも、アグエイヨがこの日2度目のフィールドゴール失敗で、リードを奪えない。パンサーズもチャンスを生かすことができず、試合時間1分49秒を残してバッカニアーズにボールを明け渡してしまう。エバンスやジャクソンへのパスで敵陣17ヤードまで侵略したバッカニアーズは、残り時間を3秒で止め、再びアグエイヨをフィールドに送り込んだ。アグエイヨはプレッシャーに負けず、38ヤードキックを成功させ、これで試合終了。
バッカニアーズQBウィンストンはパス30回中18回成功、219ヤード、1タッチダウン、根気強さを発揮してチームを勝利に導いた。RBジャクイズ・ロジャースはキャリー30回、101ヤードをマークしている。
パンサーズQBアンダーソンはパス28回中18回成功、278ヤード、0タッチダウン、2インターセプトの結果で試合を終えた。TEオルセンはレシーブ18回、181ヤードをマークし、キャリア最多ヤードを記録している。