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TEウゾマーのスーパーボウル出場を期待するベンガルズHCテイラー

2022年02月12日(土) 09:09


シンシナティ・ベンガルズのC.J.ウゾマー【NFL】

シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーが今週に示していた、スーパーボウルに向けたタイトエンド(TE)C.J.ウゾマーのステータスに対する楽観的な見方は徐々に現実味を帯びているようだ。

ベンガルズのチームレポーターであるマリサ・コンティペリによると、現地11日(金)に膝のケガから復帰したウゾマーの経過を尋ねられたテイラーHCは「期待していた通り良好で、日曜日にプレーすることを期待している」と述べたという。チームはウゾマーを正式にクエッショナブルとして登録した。

テイラーHCは第56回スーパーボウルに向けたウゾマーの回復状況に明るい見通しを持っており、限定的ではあるものの、木曜日に負傷後初めての練習に参加したウゾマーはかなり前向きな一歩を踏み出したと言えよう。カンザスシティ・チーフスを下したAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)タイトル戦でMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫したウゾマーだが、本人は出場できるようになると主張している。

『The Cincinnati Enquirer(ザ・シンシナティ・エンクワイヤラー)』によれば、ウゾマーは今週に「人生最大の勝負を逃すわけにはいかない」と話していたという。

クオーターバック(QB)ジョー・バロウにタイトエンドのメインターゲットとされているウゾマーは、レギュラーシーズンでキャッチ49回、493ヤード、タッチダウン5回をマークし、キャリア最高のシーズンを送ってきた。プレーオフでは、ラスベガス・レイダースに勝利した試合でキャッチ6回、64ヤード、タッチダウン1回を、テネシー・タイタンズに勝利した試合でキャッチ7回、71ヤード、タッチダウンなしを記録しており、バロウのターゲットとしてさらに存在感を増している。チーフス戦では1度もキャッチすることなく途中離脱した。

ベンガルズの攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・キャラハンは次のようにコメントしている。「今年のオフェンスでかなり過小評価されている部分だ。彼はうちのレシーバー陣が受けているような称賛や評価をもらっていない。しかし、彼に求められていることを考えれば、おそらくそれに値するだろう。そこに入っていってブロックできるという意味ではスイスアーミーナイフのような存在であり、フィジカルが強く、タフで、ボールをキャッチでき、タックルを破れる」

ウゾマーはこの春に無制限フリーエージェントとなるため、ベンガルズはもうすぐトップタイトエンドを失ってしまうかもしれない。しかし、それより重要なのは、フランチャイズ史上初のスーパーボウル制覇に向けて、ウゾマーが少なくともあと1試合に出場できる可能性が出てきたということだ。

【RA】