スーパーボウルで胸筋を断裂したラムズDBウェドル、試合終了後に「再び引退する」と明言
2022年02月14日(月) 15:512シーズンの間、引退していたロサンゼルス・ラムズのディフェンシブバック(DB)エリック・ウェドルはスーパーボウルリングを追い求めてNFLに戻ってきた。
見事、ミッション達成だ。
ラムズがSoFiスタジアムでシンシナティ・ベンガルズを23対20で下し、ウェドルは王者として引退の時を迎えている。
ウェドルは「ああ、再び引退する」と予想されていた決断を口にし、「日常生活に戻る。今はかなりケガだらけだけど、まあ、それだけの価値はあった。この瞬間の価値は十分にある」と続けている。
ウェドルはまた、胸筋を断裂しており、手術が必要になるかもしれないとつけ加えた。しかし、その痛みにはそれだけの価値がある。
ウェドルは「回復する時間はいっぱいある。ワールドチャンピオンだぜ」と語った。
ウェドルはかつてサンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス・チャージャーズ)のスター選手だったが、チームとは苦い結末を迎えて亀裂が生じている。チャージャーズで9シーズンを過ごした後、ボルティモア・レイブンズで3シーズンを過ごし、2019年にラムズに入団した。
ウェドルは13シーズンの間にスーパーボウルのタイトルを逃し続け、2019年シーズンをもって引退している。
しかし、ラムズはセーフティ陣がひどく手薄になったときに、その穴を埋めるために戻ってきてくれないかとウェドルに声をかけたのだ。
37歳のベテランは穴を埋めただけではない。ラムズのセカンダリーを見事に補強して見せた。
復帰戦となったワイルドカードラウンドのアリゾナ・カーディナルス戦でウェドルが参加したスナップはわずか19回にとどまっている。タンパベイ・バッカニアーズに勝利したディビジョナルラウンドではその数が60回まで激増した。サンフランシスコ・49ersを退けたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップでは、タックル9回とタックルフォーロス1回をマークしてラムズをリードし、50回すべてのスナップをプレーしている。
ウェドルはケガを抱えていたにもかかわらず、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、スーパーボウルサンデーでも61回すべてのスナップに参加していたという。ラムズが制覇したスーパーボウルでウェドルはタックル5回を記録した。
ウェドルはキャリアを通してオールプロに2回、プロボウルに6回選出されたことがある。その見事な経歴とともに、ついにスーパーボウルリングまで手に入れた。
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