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膝の感触は問題ないとベンガルズQBバロウ、敗戦は今後のキャリアの糧に

2022年02月14日(月) 23:34


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Elaine Thompson】

シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウはプレーに次ぐプレーで散々に追い回された。ロサンゼルス・ラムズの守備陣が強烈な力を見せつけた第56回スーパーボウルは、ラムズがベンガルズを23対20で下すという結末に終わっている。

第4クオーターでアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーがバロウを倒したのが、ラムズのこの試合7度目のサックだった。その際に足が良くない曲がり方をしたバロウは、苦痛に顔をゆがませている。しかしながら、慎重にサイドラインに向かった後は、特に手当を必要としている様子はなかった。

敗戦後、バロウは膝の状態を確認したこと、また、シンシナティに戻ってから再び確認する予定であることを明かした一方、膝は“問題ない感じ”であり、試合を離脱する可能性はなかったと話している。

「俺が出ていく可能性はなかった」とバロウはコメントした。

バロウはラムズ守備陣に包囲され、7度サックされたほか、ドロップバックの42.5%――バロウのキャリアで2番目に高い割合――でプレッシャーを受けた。スローの平均タイムは2.41秒で、バロウが素早くボールを出す一方で、ラッシャーたちの猛攻撃を受けていたことを示している。

バロウはドロップバックの17.1%でサックを許したオフェンシブラインを責めることなく、一部のサックは自分に責任があると話している。

パス33回中22回成功、263ヤード、タッチダウン1回という記録を残した試合について、バロウは「自分の全体的なパフォーマンスにがっかりしている。もっとうまくプレーできたはず。人はそうやって生きて、学んでいくもんさ」と振り返った。

ベンガルズのオフェンシブラインはシーズン開幕時からの不安の種であり、それは第56回スーパーボウルでも変わらなかった。バロウはシーズンの大部分でプレッシャーを乗り越える見事な仕事をし、プレーオフでそれが顕著だった。しかし、日曜日の難題はやや大きすぎたようだ。

「俺たちのチームは若い。これから何年かで、俺たちが何度もこの状況に戻ってくると思いたいだろ。これを受け止め、これからのキャリアのための燃料にしてやるんだ」とバロウは語った。

またスーパーボウルに戻ってきて、今度は勝つために、ベンガルズはフランチャイズクオーターバックを守る上でもっと良い仕事をしなければならない。選手人事責任者のデューク・トビンをはじめとするベンガルズフロントオフィスにとって、それがこのオフシーズンの第一目標になるだろう。

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