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ブレイディが本当に戻ってきたら「ショック」だとバッカニアーズのエリアンスHC

2022年02月21日(月) 02:05


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディとブルース・エリアンス【AP Photo/Mark LoMoglio】

トム・ブレイディがフットボールに別れを告げると正式に発表してから約3週間。それでも伝説的クオーターバック(QB)が2022年シーズンを前に戻ってくるかもしれないとのうわさは後を絶たない。

2020年にブレイディを引き抜き、2シーズンにわたって彼のコーチを務めたタンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスは、44歳のQBに復帰の予定はないと確信している。

「そうなったとしたら私はショックを受ける」とエリアンスは今週『The Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』のリック・ストラウドに語った。「だいたい彼は、フリーエージェンシーに間に合うようにわれわれに知らせてくれたんだ。だから、そんなことが起こるとは思えない」

「本当にそんな話があるのかどうかも疑わしいね」

しかし、だからといってエリアンスとバッカニアーズがあらゆる可能性に備えていないということではない。先週、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートはブレイディが心変わりして引退を撤回した場合のために彼らがドアを開いたままにしていると伝え、彼の復帰に必要なことがあればチームは何でもするつもりだと報じている。その可能性はブレイディ自身も完全に除外していない。

ブレイン・ギャバートはフリーエージェントになる予定で、2022年のロースターにいる唯一のQBはカイル・トラスクだけという状況で、タンパベイはブレイディの代わりを求めて他の場所にも目を向けている。中でもヒューストン・テキサンズのQBデショーン・ワトソンとシアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソンについては入念な下調べをしているとされる。

引退から1週間弱という時期にブレイディは『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャストでもう一度プレーする可能性について“絶対にないとは言い切れない”と発言して復帰の望みに可能性を残した。未来の殿堂入りQBは2022年にタンパベイから1,040万ドル(約12億円)ほどの報酬を受け取る予定だったとされている。

ブレイディが復帰を考えていて、タンパベイ以外の場所で来シーズンのプレーを目指しているとの報道も飛び出しており、エリアンスはストラウドとの会話の中で、現地18日(金)に元NFL選手のリッチ・オーンベルガーがエリアンスとブレイディについて、2人はゲームプランを立てる際に“お互いに顔を合わせず”、そこから2人の関係が悪化したことが、やがてブレイディの離脱につながったようだと述べたことについて強く反論した。

「それはとんでもないでたらめだ」とエリアンスは語気を強めた。「実に不愉快だね」

「このところ毎日1つは(うわさが)出てきているかのようだ。みんな彼がどこか他の場所に行くと推測している。そんなことは気にしない。だが他のたわ言、われわれの関係がどうのという話は、あまりにも的外れだ」

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