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ブレイディの後任としてQBギャバートという選択肢を語るエリアンスHC

2022年02月23日(水) 23:48

テネシー・タイタンズのブレイン・ギャバート【AP Photo/Mark Zaleski】

トム・ブレイディの引退によってタンパベイにはG.O.A.T.サイズの穴が空いた。2022年シーズンに向けて進むにあたり、クオーターバック(QB)のポジションに誰が入るのかが最大の疑問となっている。

契約下にあるQBはカイル・トラスクしかおらず、バッカニアーズがベテランのトレードに名乗りを上げるのではないかといううわさもある。またフリーエージェント市場にも目を向ける可能性があり、中でも彼らの元QBであるジェイミス・ウィンストン、またはテディ・ブリッジウォーターが筆頭候補に挙げられる。この他にもう一つ、別のオプションがある。ブレイン・ギャバートを当座の代役として引き留めることだ。

2017年にアリゾナ・カーディナルスで一緒に仕事をした後、2019年にギャバートをタンパに連れてきたヘッドコーチ(HC)のブルース・エリアンスがそのオプションについて語った。

「人々は彼の全体的な記録に満足しないかもしれないが、ブレインは最初の8年で8人のヘッドコーチと8人のコーディネーターに入れ代わり立ち代わり指導された」とエリアンスは『The Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』のリック・ストラウドに語っている。「彼はアリゾナで、ベストイヤーのジャクソンビルを倒し、テネシーのビッグイヤーで彼らを倒してみせた。それに、彼はこのシステムの一員だ。そこに問題はないし、カイルは引き続き成長させればいい。どちらかだね。(ギャバートは)これほど良いチームでプレーしたことが今まで一度もない。ロッカールームでの彼は集められる最大限の尊敬を集めている」

フリーエージェントになる予定のギャバートは2018年のテネシー・タイタンズ時代を最後に試合で先発したことはなく、過去2シーズンはブレイディのリリーフ役に徹していた。ジャクソンビル・ジャガーズに1巡目指名された196cmの長身QBは、エリアンスのシステムを実行する身体特性を持っており、とりでを守るオフェンスの知識もある。だが彼は先発としては13勝35敗で、フルタイムでは苦戦している。

2月にエリアンスがギャバートやトラスクの可能性についてもったいぶって話すのは簡単なことだ。それでも、これからの数週間、数カ月でQBドミノが倒れ始めた時に、ジェネラルマネジャー(GM)のジェイソン・リヒトがスプラッシュプレーに打って出ることを選んだとしても驚きではない。

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