ブレイディが第51回SBをテーマにした映画を制作、大物俳優たちとともに自身も出演
2022年02月24日(木) 11:21トム・ブレイディはこのオフシーズンに引退を表明するまで、NFLでとんでもないキャリアを築いてきた。この伝説的なクオーターバックは今後、別の形でエンターテイメントを生み出すようだ。
今月初めにフットボールからの引退を発表したタンパベイ・バッカニアーズの元クオーターバック(QB)が、『80 for Brady(エイティ・フォー・ブレイディ)』と題した“フットボールをテーマにしたロードムービー”を制作する予定であると、『The Hollywood Reporter(ハリウッド・レポーター/THR)』が現地23日(水)に報じた。また、ブレイディ自身もサリー・フィールド、ジェーン・フォンダ、リタ・モレノ、リリー・トムリンといったハリウッドの大物俳優たちとともにこの映画に出演するという。ちなみに、この5人は合わせてスーパーボウルリングを7個、アカデミー賞を5つ手にしていることになる。
THRによると、この映画はニューイングランド・ペイトリオッツのファンである4人の親友が第51回スーパーボウル(ペイトリオッツがアトランタ・ファルコンズを破って歴史的な逆転勝利を収めた試合)を観戦するという実話に基づいているという。前半の時点で大混乱が生じるとのことだ。
ブレイディの映画界への進出はこれが初めてではない。未来の殿堂入りを目指すブレイディは、『Stuck on You(スタック・オン・ユー)』、『Entourage(アントラージュ)』、『Ted 2(テッド2)』などの作品にも出演している。また、『Religion of Sports(リレジョン・オブ・スポーツ)』と『Man in the Arena(マン・イン・ザ・アリーナ)』という2つのシリーズのエグゼクティブプロデューサーを務めたこともあり、いずれも『Last Dance(ラスト・ダンス)』のようにブレイディのキャリアを描いた『ESPN』によるドキュメンタリーだ。
『80 for Brady』は、44歳のブレイディの制作会社である“199 Productions (199プロダクションズ)”が“Endeavor Content(エンデバー・コンテント)”の協力を得て制作する。
ブレイディの引退が発表されて以来、彼がフットボールから完全に身を引くわけではないといううわさが飛び交っていた。ブレイディは『SiriusXM(シリウスXM』のポッドキャストでもう一度プレーする可能性について“絶対にないとは言い切れない”と発言しており、バッカニーズもブレイディが引退を撤回した場合に備えて、彼のために扉を開けたままにしておくつもりだと2月13日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが伝えている。
映画の制作は今春に開始される予定となっており、もしバッカニーズがチーム合同練習(OTA)の頃にブレイディが復帰するかもしれないと期待していたとしたら、がっかりしていることだろう。
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