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同胞とプロボウルに出場したコルツCBムーア、「俺たちはなんでここにいるんだ?」

2022年02月25日(金) 10:34


インディアナポリス・コルツのケニー・ムーア【Perry Knotts via AP】

インディアナポリス・コルツの2021年シーズンは終盤にかけての崩壊が最も象徴的で、シーズン第18週に3勝のジャクソンビル・ジャガーズに26対11で敗れ、ポストシーズン進出を逃している。

この失敗はコーナーバック(CB)のケニー・ムーアを含むコルツの選手たちにとっては苦い記憶として残っており、チームメイト6人とともにプロボウルに出場したムーアは答えを求めて葛藤しているという。

ムーアは先日にチームの公式サイトでこう述べている。「コルツの仲間たちとテーブルを囲みながら朝食を食べていて、俺たちはなんでここにいるんだ? って思った」

コルツからはムーアの他に6人の選手がプロボウルに選ばれている。ディフェンシブタックル(DT)のディフォレスト・バックナー、センター(C)のライアン・ケリー、ラインバッカー(LB)のダリウス・レナード、ロングスナッパー(LS)のルーク・ローズ、ランニングバック(RB)のジョナサン・テイラー、レフトガード(LG)のクエントン・ネルソンだ。

このプロボウラーの数こそがコルツの失望を際立たせることになった。

「別の機会にも同じことを思った。試合前最後の土曜日の練習が終わったあとに集合写真を撮ったんだ。その時に、ちくしょう、俺たちにはこれだけの才能がいるのにって思ったよ」とムーアは話している。

コルツは2022年に昨シーズンの失敗を克服できるだけの強固な基盤を誇るものの、疑問は残る。最大の問題はコルツが、多くのファンが崩壊の原因を作ったと非難するクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツを引き続き起用するかどうかだ。チームはそれだけでなく、レシーバー陣やパスラッシュ、オフェンスラインなど、他の部分もこのオフシーズンに対処する必要がある。

コルツがポストシーズンを逃したことに対するムーアの困惑は、オーナーのジム・アーセイの心情と呼応する。オーナーが怒るとたいていの場合は大きな変化が起きるものだ。

【R】