ニュース

チーフスに与えた悪夢の13秒から、チームは「気持ちを切り替えた」とビルズDBニール

2022年02月26日(土) 00:08


カンザスシティ・チーフスのメコール・ハードマンとバッファロー・ビルズのシラン・ニール【AP Photo/Charlie Riedel】

スペシャルチームでとりわけ優れた仕事をしたディフェンシブバック(DB)シラン・ニールは、今週バッファロー・ビルズからその働きに見合った新契約を与えられた。

ディビジョナルラウンドのカンザスシティ・チーフス戦でコミュニケーションミスからキックオフで13秒を残してしまい、フィールドゴールにこぎ着ける時間をパトリック・マホームズに与えた結果として、AFCチャンピオンシップ進出を逃したバッファローのキックオフユニットはこのオフシーズンに厳しい目を向けられてきた。スペシャルチームのエースとして、27歳のニールはそのコミュニケーションミスについて質問されたが、自分たちはもうそこから前に進んでいると彼は答えている。

「好きなだけ探ればいいさ」とニールはチームの公式サイトで話している。「俺たちはそうしたくないと思ったら、外の世界に何も話さなくたっていい。だけど、信じられないことに俺たちはお互いに何も話しちゃいないんだ。あれはあの時に起こったプレー。俺たちはもう切り替えて前に進んでいる」

「あのゲームには結果を変えるために違うやり方ができたことがたくさんあって、ここのスタッフはそのためにいる。彼らは俺たちをただのボールプレーヤーじゃなく、1つのチームとしてまとめてくれている。一人一人の個性ある人間を1つにしてくれるんだ。みんな素晴らしい個性の持ち主だよ。俺はチームメイトたちのそういうところが気に入っている。別に話す必要なんてない」

次のシーズンが終わるまでに、ビルズの選手があの“13秒”について追及されるのはこれが最後ではないだろう。あのような衝撃的な結末は、次のシーズンまで何カ月も尾を引くものだ。

ニールのコメントは、ビルズが2022年シーズンにスーパーボウルを争えるチームだというバッファローの信念を強調している。その失敗を乗り越える最初の一歩は、プレーオフ敗退を決定づけた悪夢の13秒から前に踏み出すことだ。その回復のプロセスがすでに次のフェーズに進んでいることをニールは示唆している。

【M】