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RBバークリーのトレードを含め“すべてにオープン”なジャイアンツGMシェーン

2022年03月02日(水) 13:33


ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【Cooper Neill via AP】

ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーのフィールド上のステータスはキャリアの最初の4年で大きな問題だった。今度はトレードに出る可能性が問題として取りざたされている。

ニューヨーク・ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)であるジョー・シェーンは現地1日(火)、NFLスカウティングコンバインの場で、元全体2位指名選手であるバークリーのトレードは考慮に入っているものの、それはビッグブルーのロースターにいるほとんどの選手と同様だと話している。

「今もそれには取り組んでいるが、私は何に対してもオープンだ。選手と選手のトレードなど。誰の話にも耳を傾けている。ロースター全体ですべてにオープンだと言うつもりはない。しかし、誰かが連絡を取ってきて、われわれの選手の誰かに関心を持っているのなら、確かに私は話を聞く」とシェーンはコメントし、次のように続けた。

「残念ながら、われわれはサラリーキャップ以下に収めなければならない状況にあり、サラリーキャップの部分では良好とは言えない。すべての取引にイエスと答えるわけではないが、間違いなく話は聞くし、ニューヨーク・ジャイアンツにとってベストの状況に対してはオープンだ」

このオフシーズンにジャイアンツのキャップの問題は目立っていた。シェーンのGMとしての最初の仕事はキャップ下に収めるために1,200万ドル(約13億8,000万円)のサラリーを削減することであり、それが元GMデイブ・ジェトルマンの置き土産だった。シェーンは先週、何名かの有名選手については“厳しい決断”を迫られるだろうと語っている。

コーナーバック(CB)のジェームズ・ブラッドベリーとアドリー・ジャクソン、インサイドラインバッカー(ILB)のブレイク・マルチネスがカットやトレード、もしくは契約再構築の候補に上がっている。しかし、2019年以来、出場可能だった49戦中21試合を逃し、過去シーズンはキャリー平均3.5ヤード、タッチダウン4回にとどまっているとはいえ、バークリーを犠牲にしたとすれば驚きだ。

バークリーはルーキー契約の最終年である5年目を迎える2022年に720万ドル(8億3,000万円)を保証されている。ジャイアンツが運に恵まれないランニングバックとの未来を描けず、キャップを減らしたいと思うならば、その獲得を願うチームにバークリーを送ることは可能だ。しかし、それはプレーメーカーを必要とするジャイアンツ攻撃陣からさらに才能を減らすことになるだろう。

移行期にあるフランチャイズの顔的存在であるバークリーのトレードは、ファンにとっても受け入れがたいだろう。しかし、新GMたちは前任者から受け継いだ選手に異なる評価を下す傾向がある。そして、傑出したランニングバックの存在がない状態でバッファロー・ビルズ攻撃陣の構築を支えた経験のあるシェーンは、最も議論を呼んだジェトルマンの指名選手とのつながりを絶つことについて、少なくとも“オープン”な姿勢を見せている。

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