マイアミ・ドルフィンズのジェネラルマネジャー（GM）であるクリス・グリアが現地2日（水）に“デショーンのドアは閉じられた”と話し、ヒューストン・テキサンズのクオーターバック（QB）デショーン・ワトソンのトレードについての長く続いた話に終止符を打った。

ドルフィンズが2022年の先発クオーターバックとしてトゥア・タゴヴァイロアに集中していることが、また示された形だ。ここ数週間でマイク・マクダニエル新ヘッドコーチ（HC）がその姿勢を見せてきた。

グリアはNFLスカウティングコンバインの場で「マイクとスタッフは多くの仕事をこなし、トゥアについてたくさん研究した上で、彼の成長や彼が何になれるか、そしてオフェンスとのフィット具合に良い感触を持っている。われわれはトゥアといい具合だと思う」と報道陣に語っている。

グリアGMによれば、マクダニエルHCとその攻撃スタッフはタゴヴァイロアのすべてのスローを確認済みだという。また、彼らは新スキームにタゴヴァイロアがフィットするという見込みに胸を躍らせているとのことだ。3年目を迎えるグリアGMはタゴヴァイロアにはやらなければならないことがあると認めつつも、今はドルフィンズから完全なサポートを受けていると発言。それは2021年に疑問が持たれていた点だった。

2021年のドルフィンズはシーズンを通じてワトソンを有力候補としているとの見方を完全否定しないのと同時に、1勝7敗という厳しいスタートを切っていた。トレード期限が過ぎ、ワトソンがテキサンズにとどまった後、グリアはチームがワトソンのトレードを検討していたことを認めている。その後、タゴヴァイロアがドルフィンズをラスト9戦中8試合で勝利に導いたものの、プレーオフ進出は果たせずに終わった。

タゴヴァイロアについて今も続いている疑問は、果たしてマイアミのフランチャイズクオーターバックになれるのかというものだ。水曜日にそのことを質問されたグリアGMは、タゴヴァイロアがまだキャリアで23試合しかしていないことを指摘し、今後はその“信じられない正確性”にハイライトを当てるとともに、ランゲームの改善を特色とするシステムに移行していくことに触れつつ「彼になれないと言うことはできない」と応じている。

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