「WRキャンベルをまだ諦めていない」とコルツのバラードGM
2022年03月03日(木) 22:03オフシーズンに入るインディアナポリスで大きな疑問だったのは、クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツをどうするのかということだった。だが、コルツには他にもロースターに関して考慮すべき問題がある。QBが誰になるにしろ、彼らはレシーバー陣を強化しなければならない。
T.Y.ヒルトンとザック・パスカルはフリーエージェントになる予定で、現在コルツのロースターにいる信頼できるターゲットはマイケル・ピットマンだけとなっている。ピットマンは2021年にキャッチ88回、1,082ヤードとタッチダウン6回を記録した。2番目に成績が良かったのはパスカルだが、こちらはキャッチ38回、384ヤード、タッチダウン3回というものだ。
ピットマンの後ろで戦力として入る可能性がある筆頭候補は今のところアシュトン・ドゥーリン、デズモン・パットモン、そしてパリス・キャンベルとなっている。
オハイオ州立大学から2019年に2巡目指名でコルツやってきたキャンベルは、攻撃を広げることができる運動能力に優れたプレーメーカーだ。しかしケガに阻まれ、3シーズンで出場はわずか15試合と、その展望は実現に至っていない。2021年は6試合に出場してキャッチ10回、162ヤードとタッチダウン1回をマークしている。
それでも、コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードは現地1日(火)のNFLスカウティングコンバインで、キャンベルが貢献者となってくれることをまだ諦めていないと主張した。
「私はパリス・キャンベルのことを諦めていない」と『The Athletic(ジ・アスレチック)』のザック・キーファーがその言葉を報じている。「だが、彼がすぐにうちの(ナンバー)2や3になることをここに座って待つのか? いいや。われわれはポジションに競争をもたらす」
キャンベルには才能の片りんが見られたものの、ケガによって開花を阻まれてしまったのだとバラードは強調した。
GMはさらに、数週間前の段階でヒルトンからもプレー続行の意志を確認したと付け加えている。32歳のヒルトンはこれまでのキャリアで最も非生産的なシーズンを過ごした。10試合に出場し、キャッチ23回、331ヤード、タッチダウン3回に終わっている。
ポジションの欠乏状態とキャップスペースの余裕を考えると、コルツは懸念のエリアをすぐに強化してくれるピットマンの補佐役を求めてフリーエージェント市場で動くことになるだろう。
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