ニュース

パッカーズはナンバー1のRBを2人も擁しているとラフルアーHC

2022年03月04日(金) 09:41


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ジョーンズ【AP Photo/Nick Wass】

グリーンベイ・パッカーズは2022年のクオーターバック(QB)の状況を決めるためにQBアーロン・ロジャースの決断を待ち続けている。しかし、ランニングバック(RB)に関しては疑いの余地がないようだ。

ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは現地2日(水)にNFLスカウティングコンバインで、RBのアーロン・ジョーンズとA.J.ディロンが攻撃陣にもたらす多才さを誇り、次のように語っている。

「幸いなことに、うちはナンバー1のバックスを2人も抱えている。2人とも少し違ったものをもたらしてくれる。しかし、2人の好きなところは、非常に高いレベルでフットボールを運べるのはもちろんだが、パスゲームでの貢献度が高いところだ。プロテクションでも、バックフィールドを出てのレシーブでも、ワイドに並べるにしても。2人ともとても多才で、それが私たちのオフェンスにとって重要な部分だと思っている」

2021年シーズンに15試合に出場したジョーンズはキャリー171回で799ヤード、タッチダウン4回を記録しただけではなく、キャッチ52回で391ヤード、さらにタッチダウン6回をマーク。NFLで最も爆発的なランニングバックであることを証明した。一方、キャリア2年目にして戦力となったディロンはキャリー187回で803ヤード、タッチダウン5回をマークしてパッカーズをリード。レシーバーとしても飛躍的な成長を見せ、ターゲット37回でキャッチ34回、313ヤード、タッチダウン2回(2020年はキャッチ2回で21ヤード)を決めている。

ディロンのタッチ数を来シーズンでさらに増やす可能性について問われたラフルアーHCは「昨年はそれなりに混ぜていたつもりだったが、どうやら十分ではなかったようだ。彼は最高級のバックだ」と冗談まじりに答えた。

身長約183cmで体重約112kgのディロンは、特に試合終盤になってからヤードを大量に稼ぐことから相手ディフェンスにとって負担の大きい存在であることが証明されている。ファーストダウン更新は50回と、キャリー数が200回以下のランニングバックの中では最多を記録した。

パッカーズがプレーオフでサンフランシスコ・49ersに敗れたことについてラフルアーHCは「確かに、プレーオフゲームの途中でA.J.を失ったとき、その影響を感じた。私たちはちょっとした何かを失っていた。だからこそ、彼らにものすごく期待しているし、A.J.は今後の可能性をほんの少しだけ見せてくれたにすぎないと思っている」と話している。

2022年に誰がクオーターバックを務めようと、パッカーズはNFLでトップクラスのバックフィールドを誇ることになる。ナンバー1やナンバー2とランクづけする必要はない。むしろ、彼らはパッカーズにとってナンバー1Aとナンバー1AAだ。

【RA】