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全体6位で“獲得できるベスト”を狙いつつ、QB探しはアグレッシブに進めるとパンサーズGM

2022年03月04日(金) 10:18

カロライナ・パンサーズ【NFL】

カロライナ・パンサーズは昨年のドラフトで、上位でクオーターバック(QB)を指名するのに適したポジションにいたが、そうしなかった。今回はさらに良い位置につけており、チーム内でのQB獲得への関心も以前より高まっている状態だが、もしかしたら今年も別の道を選ぶかもしれない。

ドラフト全体6位指名権を持ちながらも、QBのトップ候補が少ない。それがパンサーズのタイミングだ。

来るドラフトでの決断について、ジェネラルマネジャーのスコット・フィッタラーは現地3日(水)に「獲得できる中でのベストになるだろう」とチームのウェブサイトで語った。

「われわれはオフェンシブラインを重視しつつこのオフシーズンを迎えていた。フリーエージェンシーやドラフトを通じて、オフェンシブラインをどう解決するかについて多くの選択肢を見ているし、クオーターバックも同様だ」

「一番大きいのは、私たちがやりたいのは全体6位という選択肢を持つことなのかどうかという点だ。トレードダウンするのか? そこにとどまり、フランチャイズを代表するような選手を指名するのか? それはクオーターバックなのか? オフェンシブラインマンなのか? そういったところが焦点になる。そこには本当に優秀な選手がいるだろうと感じている」

昨年4月、パンサーズはQBサム・ダーノルドという本当に優れた選択をしたと感じていた。ドラフト直前にダーノルドをトレードで獲得し、5年目オプションを有効にすることでその選択に倍賭けしたのだ。一方、ドラフト全体8位ではコーナーバック(CB)ジェイシー・ホーンを指名している。精彩を欠く2021年を終えて、パンサーズはダーノルドが2022年の先発QBだと明言していないが、来るシーズンのダーノルドへの1,890万ドル(約21億8,000万円)の支払いが消えるわけではない。この契約が、新たな先発にどれだけ投資するかを複雑にする可能性がある。

「クオーターバックポジションには安定性が必要だ。それがサムであれ、他の誰であれ」とフィッタラーは言う。

「誰かがそのポジションに就き、そこを自分のものにしなければならない。今のところ、それはオープンだ。サムがやってくれるのであれば最高だ。しかし、今はオープンになっている」

フィッタラーは現地3月16日(水)にフリーエージェンシー期間が始まる前にQBキャム・ニュートンと会うことになっていると話したものの、ニュートンについてはデプスを深めるための動きになりそうだ。ニュートンは2021年シーズンの半ばでカロライナに戻り、当初は驚きの活躍を見せたものの、5回の先発で苦戦して最後にはダーノルドにその座を譲っている。

「キャムに対してわれわれは今もオープンだ」とフィッタラーは述べた。

とは言え、パンサーズが最もオープンになっているものと言えばアップグレードだろう。しかしながら、オープンマーケット上の供給は需要に足りていない状況だ。フランチャイズQBとまではいかずとも、より良い選択肢を探しているチームは少なくない。トレードマーケットにも制限がある様子から、もしドラフトでピンとくる相手を見つけられなければ、パンサーズは目立つところのないフリーエージェントから誰かを探すことになるかもしれない。

チームとの2年目に着手しているフィッタラーは、プレーオフから4年遠ざかっている今、勝利は“緊急”の課題だと話している。しかし、パンサーズのフロントオフィスはQB1について急いで行動することでどういった結果がもたらされるかを、直近の例から熟知してもいる。

「クオーターバックの決断というものは強制したくないものだ。だが、われわれはアグレッシブにいくつもりだ。あらゆる選択肢をすべて検討する。座ったまま事態を静観することはできない。われわれはすべての選択肢を追求し、筋が通ればそこに進む。そのことについてはアグレッシブに進めていく」とフィッタラーはコメントした。

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