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コマンダース、QBウィルソン獲得に複数の1巡目指名権を提示するもシーホークスは拒絶

2022年03月05日(土) 20:08


シアトル・シーホークスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Darryl Webb】

ワシントン・コマンダースは戦いに加わるにあたって、自分たちに足りないのはクオーターバック(QB)だと感じている。シアトル・シーホークスはそれに手を貸すつもりはない。

ワシントンはスターQBラッセル・ウィルソンを手に入れるために複数の1巡目指名権を差し出すことを申し入れたが、話は全く進まなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地4日(金)、NFLスカウティングコンバインから報告した。今週、シアトルのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは、チームにプロボウル常連のウィルソンをトレードに出す“意向はない”と主張している。

コマンダースはスポーツの最重要ポジションの強化に強い意欲を示している。彼らは契約をまとめようと、リーグ全体にわたって広く問い合わせをしているとラポポートは付け加えた。ロン・リベラHCは今週、ワシントンがフリーエージェントとドラフト候補生たちについて調査を行っていると発言した。だが、司令塔の座を除いて彼らのロースターの大部分のポジションは期待の持てる顔ぶれとなっており、まずはフランチャイズQBを加えることが優先だろう。

「今年のわれわれはとても積極的に、目を配り、探している」とリベラは1日(火)、インディアナポリスで述べた。「余すところなく全てのベースをカバーしようとしている。何かを聞くたび、それをチェックしている。そして自分たちの仕事をしなければならない。精査が必要だ」

ドラフトで全体11位指名権を持つワシントンは、新たな先発QBの獲得を望んでいることを明らかにしている数チームの1つだ。初期の段階で、トレードでそれをかなえるための選択肢はそう多くなさそうだ。

【M】