共同DCの存在にかかわらず、今後もディフェンスに意見するとセインツHCアレン
2022年03月06日(日) 13:18ショーン・ペイトンが去ったとはいえ、ニューオーリンズ・セインツのコーチングスタッフは2022年もほぼ同じ顔ぶれとなる。
デニス・アレンが守備コーディネーター(DC)からヘッドコーチ(HC)に昇格し、クリス・リチャードとライアン・ニールセンが共同DCに就任したにもかかわらず、ディフェンスの運営方法もほとんど変わらないだろう。
『NOLA.com』のアミ・ジャストによると、アレンHCは今週に「2人とも優れたスキルをもたらしてくれる。2人とも適任だと感じただけだ。2人ともやる価値がある。そして2人を共同コーディネーターにしてもいいではないか。なぜなら、最終的にはもう1つの意見である私の意見があるからだ」と述べたという。
アレンHCが守備コーディネーターを務めていた2021年シーズンに、セインツ守備陣は被得点で4位、被ヤードで7位につけている。これまでのところ、セインツは“壊れていないものを直すな”という信念を持っているようだ。
アレンHCにとってニールセンとリチャードの2人を共同DCに指名した理由は、2人ともが適任である上に、自分がまだディフェンスを指示するつもりだったことにあるようだ。
「優秀なスタッフが2人もいる状態で仕事できるのかと思った。それでも、心の中ではいつも、やはり自分が指示を出すのだと思っている」とアレンHCはコメントしている。
アレンHCがディフェンスを監督し続けるため、リチャードとニールセンは実質的に昨シーズンの肩書きをそのまま持ち続けることになる。ニールセンはディフェンシブラインコーチを、リチャードはセカンダリーコーチを務めていた。
セインツは2022年に6年連続となる勝ち越しとポストシーズン進出を目指している。
おなじみの場所で少し肩書きの変わったおなじみのコーチ陣と共に目標を達成するつもりだ。
最終的には、アレンHCがプレーコールすることに変わりはなく、ヘッドコーチとしての全体的な責任から、これまで通りの任務ができなくなったときには、リチャードとニールセンが先導していくことなる。
従来のアプローチとは異なるが、互いを熟知していることがこの方法を後押しすると確信しているアレンHCは次のように語った。
「どのように運用するのか、かなり整理された計画だ。そういう意味では、変わったことはあまりない。本当によく働く素晴らしい仲間がいる」
「どうすればうまくいくのか、ということに関して課題はゼロだ。チームが成功するためには、誰がコーディネーターで、誰がコーディネーターでないか、誰がコールして、誰がコールしていないかに関係なく、全員が利他的になり、自分のことよりチームのことを優先しなければならない」
【RA】