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2022年シーズンに向けて双方乗り気のOLBミラーとラムズ

2022年03月06日(日) 20:43


ロサンゼルス・ラムズのボン・ミラー【AP Photo/Jeff Lewis】

アウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーは、まだタイヤにトレッドがたっぷり残っていることを証明してシーズンを締めくくった。彼のフットボールドライブがロサンゼルス・ラムズで続く可能性は十分にある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地5日(土)、ミラーが引き続きラムズでプレーすることについては双方が乗り気だと伝えた。未来の殿堂入りOLBは高額の報酬を要求するだろうと考えられているが、ラムズは彼を呼び戻すためなら何でもするつもりだとラポポートは言っている。

ミラーにオファーを出すのはラムズだけではないはずだ。第56回スーパーボウルの前にマイク・ガラフォロは、ベテランOLBが再契約に前向きではあるものの、まずはオープンマーケットを吟味したがっていると報告している。間もなく33歳になるミラーは、これまで一度もフリーエージェントになったことがない。

彼のロサンゼルスでの短期の滞在は、すでに双方にとって有益であることを示している。ラムズは2021年シーズン中に2巡目と3巡目指名権と引き換えに彼をブロンコスから呼び入れ、それはほとんど即座に効果を現した。足首のケガから復帰したミラーは、レギュラーシーズン最後の4試合でサック5回とタックル・フォー・ロス8回を記録。プレーオフではさらに4回のサックと6回のタックル・フォー・ロスを追加し、アーロン・ドナルドと並んで驚異のパスラッシュデュオを結成した。

ラムズとしては、何が何でもスターディフェンダーとの契約を取り付けたいことだろう。スーパーボウルの栄冠を手にした数日後、引退のうわさもささやかれていたドナルドは、自身の続行を確実にしたければ、ミラーとオデル・ベッカムを呼び戻してほしいと発言した。

「全員を呼び戻してくれるなら、俺も戻る」とドナルドは言っている。

過去10年で最高の守備選手と言われるドナルドについては、2つに1つだと考えられている。彼は2022年のプレー続行をはっきりと宣言してはいないが、ラムズはそうなると考えているようだとラポポートは言う。できる限り現状を維持しようと率先的アプローチを取っている彼らは、契約がまだ3年残っているにもかかわらず、ドナルドに昇給を持ちかけているということだ。

今週、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはそれについて、マシュー・スタッフォードとの契約延長と同じくらい“非常に高い優先度を持つ”と述べており、チームの競争力を可能な限り保てるよう、2人の選手は合意を目指してフロントオフィスと協議中だと付け加えた。

ラポポートによると、ドナルドの新契約をまとめるにはまだいくつか課題があるもの、いずれそうなると考えられており、彼の帰還に向けて勢いがついているという。それはまた、現役王者の連覇に向けた勢いを作り出すことにもなる。

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