チャンドラー・ジョーンズにタグを付ける予定はアリゾナ・カーディナルスにない。ジョーンズがアリゾナを去るのかどうかは今後明らかになる。

現地5日（土）、クラブがプロボウラーのジョーンズにフランチャイズタグを使うことはなさそうだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは報じた。実り多き6シーズンをアリゾナで過ごしたジョーンズは、それによりフリーエージェント市場に出ていくことが可能となる。

ニューイングランド・ペイトリオッツから移籍した2016年以来、ジョーンズは71.5回のサックを残している。これはその期間中のNFLで3位の記録だ。2,500万ドル（約28億7,000万円）という金額を前にタグ付けを見送ったカーディナルスだが、それでもジョーンズには戻ってきてほしいと思っているようだ。

彼らの限られたキャップスペースを考えると、2度のオールプロ選出のアウトサイドラインバッカー（OLB）と新たな契約を結ぶには創造力が必要になるかもしれない。また多少の関係修復も必要だろう。

契約に不満を抱いていたジョーンズは、前回のオフシーズン中にトレードを要求した。軽いケガをしていたこともあり、オフシーズンのOTA（チーム合同練習）、ミニキャンプとトレーニングキャンプの序盤を欠席したが、シーズン開幕戦ではタイタンズに5回のサックを決めて勝利を挙げた。シーズンが終わるまでに彼はカーディナルスで3回目、4度目のプロボウルに選出されている。

スターパスラッシャーが3つ目のチームでキャリアを続行するのかどうかが気になるところだ。

【M】