ベイラー大学のCBバーンズがスカウティングコンバインの40ヤード走で2003年以来2番目に速い記録
2022年03月07日(月) 10:57NFLスカウティングコンバインではディフェンシブバック(DB)の間で新しい40ヤード走の王者が誕生し、もう少しで新記録保持者になるところだった。
ベイラー大学のコーナーバック(CB)カロン・バーンズは現地6日(日)に40ヤード走で4.23秒を叩き出し、2003年に『NFL Network(NFLネットワーク)』がコンバインを主催するようになって以来、DBとしては最速タイム、2022年のコンバインに参加している全選手の中でも最速を記録した。
バーンズはニューヨーク・ジャイアンツのワイドレシーバー(WR)ジョン・ロスが2017年のコンバインで記録した4.22秒に100分の1秒まで迫り、2003年以降で2番目に速いタイムでコンバインを終えている。この日、16人のディフェンスバックが4.4秒を切っており、2003年以来、1回のコンバインでこの記録を達成したDBは最多を数える。
バーンズと同じコンバイングループにいたテキサス大学サンアントニオ校のCBタリク・ウーレンは40ヤード走で4.26秒をマークし、ロス、バーンズ、そしてテネシー・タイタンズの元ランニングバック(RB)クリス・ジョンソンが2008年に記録した4.24秒に次いで、2003年以降で4番目に速いタイムを残した。ヒューストン・テキサンズの元WRジェローム・マシスが4.26を記録した9年後の2014年にピッツバーグ・スティーラーズの元RBドリ・アーチャーが同じタイムを記録している。
今年のコンバインではベイラー大学の俊足選手がひときわ目立っていた。ベイラー大学のタイクアン・ソーントンが木曜日の夜に4.28秒を記録し、日曜日まで2022年コンバインの最速記録を保持。日曜日にはベイラー大学のセーフティ(S)JT・ウッズが4.36秒をマークして今年の同率10位となるタイムを記録している。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ベイラー大学は2003年以降に1回のコンバインで3人の選手が4.4秒を切った最初の大学となった。
バーンズは『NFL.com』のアナリストであるダニエル・ジェレマイアが作成した、インディアナポリスで40ヤード走を最速で走る候補者リストの2番目にランクインしていたように、その速さはNFLの評価者にとって驚きではないはずだ。身長182cm、体重83kgのバーンズは100メートル走でテキサス州の高校記録(10.22秒)を持っており、大学では陸上部に所属していた。
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