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将来の目標はチャンピオンになって億万長者になることとレイブンズQBジャクソン

2022年03月07日(月) 12:19


ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/David Richard】

4年のNFLシーズンにおいて、クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは53試合に先発してきた。その中には3度のポストシーズン進出における先発4試合も含まれる。プロボウルに2度、オールプロのファーストチームに1度選出され、2019年にはAP通信年間MVP賞に選ばれた。

しかし、まだ25歳のジャクソンは対戦相手が自分のゲームを理解しはじめていることから、自分には改善の余地があると語っている。

「俺がリーグに来てから、最近になってディフェンスが変わってきた」とジャクソンは『UNINTERRUPTED(アンインタラプティッド)』の番組である『The Shop(ザ・ショップ)』に話した。

「彼らは他のディフェンスをプレーするようには、俺に対してプレーしない。俺は毎試合、ドッグファイトに備えなきゃならない。彼らは自分のベストでプレーしようとしてくるんだ」

数字がジャクソンの主張を裏付けている。並ぶ者のないデュアルスレットのプロであるジャクソンが受けるインターセプトの数は年々増えており――2021年にはタッチダウン16回に対してインターセプト13回――、去るシーズンは767ヤードしか走っていない。QBの中では高い数字ではあるが、ジャクソンにとっては標準以下だ。

番組共同ホストのマーベリック・カーターから、リーグ5年目に調子を取り戻すため、何を変えたいか尋ねられたジャクソンは「俺のアプローチだ。俺のマインドセット。とにかく大きく成長しなきゃ。自分は少し未熟だって感じてるが、悪い感じではない。ただ、そんな感じなんだ」とコメントした。

ボルティモア・レイブンズが今後により成熟したジャクソンからの恩恵を受けようと考えるのであれば、両サイドは2023年のリーグイヤーが始まる前に契約を延長する必要があるだろう。ジャクソンはルーキー契約の最終年を迎え、2,310万ドルを受け取ることになっている。5年目オプションを有効にするのは容易な決断だったが、来るシーズンを終えればジャクソンにはもう契約はない。そして、今週にもジャクソンとレイブンズは新契約を進展させようとしている。

レイブンズのジェネラルマネジャー(GM)であるエリック・デコスタはNFLスカウティングコンバインの場で報道陣に対し、レイブンズはジャクソンと新契約を結ぶことを望んでいるものの、すべてはジャクソン側が交渉のテーブルに着くかによると述べている。

「このことについては長く話し合ってきたし、以前にも話した通りだ。われわれはラマーのペースで進めていく」とデコスタは以前に語っていた。

ジャクソンの念頭にはスーパーボウルのタイトルのこともあるだろう。ジャクソンをけん引役としたレイブンズはポストシーズン進出を3度果たしたが、まだディビジョナルラウンドを突破できていない。ジャクソンは将来のタイトル獲得や、フィールド外での成功を思い描いている。

『ザ・ショップ』の共同ホストの一人であるNBAの伝説的な選手、レブロン・ジェームズからどんな教訓を得ているか聞かれたジャクソンはこう答えた。

「すべてだ。チャンピオンになること。俺が彼から受け継ぎたいことの一つがそれだと思う。チャンピオンになって、億万長者になるんだ」

「小さいときから考えてきたことさ。億万長者になること、そして、チャンピオンになること」

ジャクソンがレイブンズでそのいずれか、もしくは両方を果たすのかは、そのうち分かるだろう。

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