ファルコンズWRカルビン・リドリーにNFLの試合での賭博により無期限出場停止処分
2022年03月08日(火) 10:26NFLは現地3月1日(火)、2021年シーズン中にNFLの試合で賭博を行ったとして、アトランタ・ファルコンズのワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーへの無期限の出場停止処分を発表した。
これにより、リドリーは少なくとも2022年シーズン終了まで出場停止となる。
NFLによると、リドリーはNFI(非フットボール故障者)のリストに入っていた2021年11月下旬の5日間、チームの施設を離れている間に賭博を行ったという。元1巡目指名選手は2021年にわずか5試合に出場した後、”心の健康”に専念するためにチームを離れていた。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは、リドリーに出場停止を通知する文書の中で、「NFLの成功にとって、そしてリーグに関わるすべての人の評判にとって、試合の公正さを守ることほど重要なことはない。これは、すべての選手、コーチ、オーナー、ゲームオフィシャル、そしてリーグで雇用されているすべての人の責任だ。君の行為によってゲームの公正さを危険にさらし、プロフットボールに対する社会の信頼を損なう恐れがあるほか、NFL全体の他選手の評判を損なう可能性がある」とコメントした。
「何十年もの間、NFLの試合での賭博は最も重大なリーグ方針違反の一つであり、最も重い処分を受けるべきものと見なされてきた。今回の場合、君が速やかに調査に応じ、自分の行為を認めたことを確認し、称賛する」
リーグは、調査の結果、内部情報が使われたことも、試合の公正さが危険にさらされたこともなかったと発表した。また、コーチやスタッフ、チームメイト、他の選手がリドリーの賭博に気づいていた証拠もなかったという。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは、リドリーが個人の携帯電話を使ってパーレイと呼ばれる形式の賭けをしていたと報じている。ガラフォロはまた、情報筋によるとリドリーの賭けはファルコンズも対象としたものであったと報じている。
出場停止のニュースを受けて、リドリーは自身の『Twitter(ツイッター)』で 「ギャンブル依存症の問題はない」と話している。
I bet 1500 total I don’t have a gambling problem
— CALVIN RIDLEY (@CalvinRidley1) March 7, 2022
「俺は合計1500ドルを賭けただけでギャンブル依存症の問題はない」
I couldn’t even watch football at that point
— CALVIN RIDLEY (@CalvinRidley1) March 7, 2022
「俺はそのときは試合さえも見ることができていないんだ」
Just gone be more healthy when I come back
— CALVIN RIDLEY (@CalvinRidley1) March 7, 2022
「チームに戻ってくるときに、俺はより完全な状態になっているはずだ」
リドリーは2023年2月15日以降に復帰を申請することが可能だ。
ファルコンズはプレスリリースで、先月の2月初めに調査を知り、”全面的に協力した”と述べている。
「今回の決定を受け入れ、われわれは2022年シーズンに向けて準備している。NFLが下した決定のため、調査に関するさらなる質問はリーグオフィスにしてほしい」
リドリーは精神面のケアに専念するため、シーズンの大半をクラブから離れ、ファルコンズでの今後についてはすでに不透明な状態だった。チームはリドリーが2022年に復帰する予定があるのかどうか、またあるとすればいつ復帰するのかについて明示していなかった。
今、この若いレシーバーは少なくとも1年間は離脱することになる。
復帰することが認められる場合、出場停止期間中もリドリーとファルコンズの契約は2023年まで維持される。この出場停止処分により、2022年のファルコンズのサラリーキャップから1,111万6,000ドル(約12億8,000万円)が差し引かれる。
【AK】