ニュース

ブラウンズがTEジョクにフランチャイズタグを使用

2022年03月08日(火) 10:39


クリーブランド・ブラウンズのデイビッド・ジョク【AP Photo/Ed Zurga】

5年前、クリーブランド・ブラウンズはタイトエンド(TE)デイビッド・ジョクをドラフトで指名した。今回、ジョクは初めてフリーエージェント(FA)になろうとしていたが、ブラウンズは彼を手放さないようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えたところによると、ブラウンズは現地7日(月)にジョクにフランチャイズタグをつけたという。その後、チームも同様の発表をしている。

これにより、ジョクは2022年シーズンに1,093万1,000ドル(約12億6,000万円)を保証されるが、これは複数年契約を結ぶための場つなぎに過ぎない可能性もある。ブラウンズとジョクの代理人は長期にわたって契約延長のための交渉をしているとラポポートは付け加えた。

NFLネットワークのトム・ペリセロは『NFL Now(NFLナウ)』で、ブラウンズがジョクにタイトエンドの中ではトップ5に入る年俸にあたる1,300万ドル(約15億円)のオファーを出していたと伝えている。フランチャイズタグをつけた選手と長期契約を結ぶ場合、各チームは7月15日(金)に迎える期限までに済ませなければならない。

ルーキー契約の最終年を迎えるにあたり、ブラウンズ残留を希望していたジョクは少なくともあと1シーズンの間、その望みをかなえることになる。25歳のジョクは2021年シーズンに16試合に出場してレシーブ36回で475ヤード、タッチダウン4回をマークしたが、正真正銘の先発選手として2018年にキャリアハイとなる記録(レシーブ56回で639ヤード、タッチダウン4回)を残した後は生産性が落ちている。昨シーズンの開幕に先立ち、フリーエージェントだったオースティン・フーパーを獲得したブラウンズは、ジョクとハリス・ブライアントと共に強力なタイトエンド陣を維持しようとしている。

2017年ドラフト1巡目でブラウンズから指名を受けたジョクは、5シーズンを通してレシーブ148回で1,754ヤード、タッチダウン15回をマーク。ジョクは『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2022年のFAトップ101で94位につけている。

ラポポートは月曜日に、ブラウンズが契約最終年を迎えるフルバック(FB)アンディ・ヤノービッチのオプションを行使しない見込みであり、ヤノービッチは来週にフリーエージェントになるだろうとも伝えた。

また、ブラウンズは同じ日にワイドレシーバー(WR)ジャマーカス・ブラッドリー、ガード(G)マイケル・ダン、オフェンシブタックル(OT)ブレイク・ハンスの3人に制限付きフリーエージェント(RFA)のテンダーを提示したとも発表している。

【RA】