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ベンガルズがSジェシー・ベイツ三世にフランチャイズタグを使用

2022年03月08日(火) 11:05

シンシナティ・ベンガルズのジェシー・ベイツ三世とジャメイン・プラット【AP Photo/AJ Mast】

それはチームの傑出したセーフティ(S)が望んでいたニュースではなかったが、シンシナティ・ベンガルズの守備の柱は、2022年に他のチームでプレーしないことが確認された。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが伝えたところによると、ベンガルズは現地3月7日(月)、ジェシー・ベイツ三世にフランチャイズタグを付けたという。その後、チームはこのニュースを公式に発表した。

第56回スーパーボウルでの印象的な活躍から、ベイツはベンガルズとの新たな契約を望んでいた。フランチャイズタグの金額は1,291万1,000ドル(約14億9,000万円)になる。

現地2月23日(水)、『NFL Now(NFLナウ)』に出演したベイツは「それは代理人とチームがする会話だと思う。俺はこのプロセス全体で彼らに多くの信頼を置いている。俺はただ集中し、自分ができることをしようとしている。そのうちわかるだろう。できることなら、フランチャイズタグを付けてほしくはない。それはNFL選手会(NFLPA)として少し議論の必要があると思う。トップ選手の何人かは、フランチャイズタグを付けられた状態でケガをしたんだ。一度しかないのだから、それは厳しいことだよ。うまく立ち回るしかない、と言えるかもしれない」と話した。

ベンガルズのサラリーキャップに余裕があることと、ヘッドコーチ(HC)のザック・テイラーが今オフシーズンのベイツ残留の重要性を話していることを考えると、新しい契約への希望がすべて失われたわけではない。7月15日の期限までならチームとの長期契約が可能だが、新しい契約が交わされない場合、2022年のベイツの年俸はフランチャイズタグの下で1,350万ドル(約15億6,000万円)と予測される。

ベンガルズの上級副社長ケイティ・ブラックバーンは「ジェシーは4年間、ベンガルズで優れた選手として活躍してきました。過去1年間、私たちはここシンシナティで彼の契約を延長しようとしています。それは実現していませんが、2022年シーズンも彼がここにいて、私たちの考える刺激的なフットボールシーズン、そして組織にとっての明るい未来の一員であってほしいと思っています」と述べている。

『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選んだNFLフリーエージェント101選手のランキングで10位の評価を得ているベイツは、ベンガルズの中心としての4年間の活躍、特に2021年プレーオフでの素晴らしいパフォーマンスによって、高額の報酬を受けるに値する働きをしてきた。ベイツはディビジョナルラウンドでのインターセプト、AFCチャンピオンシップでの試合を決めるターンオーバーに繋がるパスの阻止、第56回スーパーボウルでのエンドゾーンでのインターセプトなど、いくつかの大事な場面で役割を果たしている。ベイツは2021年のプレーオフで6回のパスディフェンスと他のプレーオフ出場選手の中でトップの成績を残し、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によるグレードでセーフティの中で最高にあたる88.1点を獲得した。

25歳のベイツは2018年NFLドラフト2巡目で指名されて以来、ベンガルズで2試合を除くすべてで先発出場している。キャリア63試合のレギュラーシーズンで、ベイツは408回のタックル、35回のパスディフェンス、2回のフォースドファンブル、10回のインターセプトを記録している。

【AK】