ドルフィンズはDEオグバにフランチャイズタグを利用しないだろうと代理人
2022年03月08日(火) 14:58NFLのクラブがフランチャイズタグやトランジションタグを使用する期限が間近に迫っており、リーグ全体で決断が急がれている。
各チームは現地3月8日(火)の東部標準時16時までに、いずれかのタグの使用を宣言しなければならない。
いくつかのクラブは、タグをどの選手に使用するか複数の選手から選択する必要がある。例えば、タンパベイ・バッカニアーズはタグを2年連続でクリス・ゴッドウィンに使用する可能性もあるし、オープン市場への流出を防ぐためにコーナーバック(CB)のカールトン・デービスに使用することもできる。
ドルフィンズではタイトエンド(TE)のマイク・ガシキがタグの最有力候補だ。まもなくフリーエージェントになるエマニュエル・オグバへのタグの使用も議論されてきたが、どうやら、過小評価されているディフェンシブラインマンはオープン市場に出るようだ。
オグバの代理人であるドリュー・ローゼンハウスは現地3月6日(日)、『WSVN 7 Sports Xtra(WSVN7スポーツ・エクストラ)』のジョシュ・モーザーに、ドルフィンズはオグバにタグを使用しないであろうと話した。
「ドルフィンズと話し合ったが、フランチャイズタグの話は出てこなかったから、チームがオグバにタグを使用しようとしているわけではないと言っていいと思う。より現実的なシナリオは、エマニュエルがフリーエージェントになって、ドルフィンズを含む選択肢を検討するということのようだ。しかし、彼はすべての選択肢をオープンにするだろうし、ドルフィンズとうまくいけばここでキャリアを続けたいという思いは間違いないだろう」とローゼンハウスは述べた。
ディフェンスエンド(DE)のフランチャイズタグが1シーズン2,010万ドル(約23億2,000万円)というのは、ドルフィンズがむしろオグバと別のルートを歩みたい理由の一つだろう。
オグバは魅力的なフリーエージェントだ。オープン市場に出さないといけないとしても、ドルフィンズにとって彼は留めておきたい選手の一人と言える。オグバは過去2シーズンそれぞれ9.0回のサックでドルフィンズを牽引し、常にフットボールの近くにいた。ドルフィンズと2年前に契約して以来、オグバは見たところ毎週一つか二つの試合を変えるプレーを決めている。それはどのチームもオープン市場からの選手と契約するときに求めているようなプレーだ。
クリーブランド・ブラウンズによって2巡目指名を受けた28歳は、NFLで最も過小評価されているディフェンシブラインマンの一人だ。オグバがもし1巡目指名だった場合、フリーエージェントを迎えるにあたってはるかに多くの注目を集めていただろう。
9回のサック、24回のクオーターバック(QB)ヒット、そして9回のタックルフォーロスを記録したシーズンの後、もしドルフィンズがオグバと再契約ができない場合、誰かがその素晴らしい選手を獲得するはずだ。そして、ファンベースはオグバを何年も過小評価していたことにすぐに気が付くだろう。
【AK】