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2つの軽犯罪について罪を認めたバッカニアーズCBシャーマン

2022年03月08日(火) 17:02


タンパベイ・バッカニアーズのリチャード・シャーマン【AP Photo/Rich Schultz】

現地7日(月)、タンパベイ・バッカニアーズのコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンは昨夏に起こした飲酒運転と家庭内暴力が原因の2つの軽犯罪について罪を認め、合意に基づいてさらなる服役を免れることになった。

シャーマンは建設現場で自身のSUVを衝突させた後にシアトル郊外にある義父母の自宅に侵入しようとした疑いで7月14日に逮捕されている。義父のレイモンド・モスさんは警察官に対し、家族を守るために拳銃で武装し、シャーマンに向かって唐辛子スプレーを噴射したと語った。

侵入の試みは自宅の監視カメラに映っており、後に裁判所で公開されている。

逮捕後に「深く反省している」と語っていたシャーマンは月曜日、キング郡上位裁判所で第1級の不注意運転と第2級の不法侵入という2件の軽犯罪を認めた。また、建設現場でのスピード違反の罪も認めている。

シャーマンは裁判所で「欠陥のある人間がミスを犯したにもかかわらず、このようなコミュニティーがあり、人々が受け入れ続けてくれることに感謝している」と述べた。

シアトル・シーホークスとサンフランシスコ・49ersに在籍していたときにスター選手だったシャーマンは、約825ドル(約9万5,000円)の裁判費用と建設現場でのスピード違反による500ドル(約5万8,000円)の罰金を支払い、2年間、裁判所の監視下に置かれる予定だ。また、義父母への損害賠償や州の運輸局への賠償など、まだ確定していない金額を支払う責任がある。

裁判官は33歳のシャーマンが最初に逮捕されたときに拘留された2日間を考慮して、残りの刑期にあたる88日間を執行猶予とした。つまり、問題を起こさなければ、刑務所に入る必要はない。

シャーマンはもともと、飲酒および薬物の影響下での運転(DUI)、道路作業員への無謀な危険行為、第2級の不法侵入、逮捕への抵抗及び第3級の故意による器物損壊の罪に問われていた。

警察の報告書によると、シャーマンは7月13日の夜、好戦的な態度で大量に酒を飲み、自殺することを口にしながらメイプルバレーにある自宅を出たという。妻のアシュリーさんは911に電話し、警察に止めてもらおうと試みている。シャーマンはハイウェイ520号線沿いの建設現場で事故を起こし、その後にレドモンドにある義父母の自宅へと向かった。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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