カウボーイズがTEシュルツにフランチャイズタグ
2022年03月09日(水) 11:15ダラス・カウボーイズは2022年シーズンの開幕に向けてトップクラスのタイトエンド(TE)を少なくとも一人は確保しようとしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に、カウボーイズがTEダルトン・シュルツにフランチャイズタグをつけてくるだろうと現地8日(火)に報じた。その後にチームが正式に発表している。
シュルツのフランチャイズタグテンダーは2022年に1,093万1,000ドル(約12億6,600万円)となり、シュルツと長期契約を結ぼうとしているカウボーイズにとっては容易な決断だったと言える。
両者が複数年の契約に合意する期限は7月15日となっており、もしそれが実現しなければシュルツは2022年を1年間のテンダーでプレーすることになる。
タイトエンドをフランチャイズタグで維持するためのコストがこのポジション市場のトップ――サンフランシスコ・49ersのTEジョージ・キトルの契約は1シーズン当たり1,500万ドル(約17億3,700万円)――と比較して低いことにより、リーグ内ではこのオフシーズンにすでに3人のTEがタグづけされている。シュルツの他にマイアミ・ドルフィンズのマイク・ガシキとクリーブランド・ブランズのデイビッド・ジョクだ。
カウボーイズがシュルツをフランチャイズタグに指定するという決断はここ数週間で瞬く間に広まった。カウボーイズのTEブレイク・ジャーウィンが股関節の手術を受け、少なくとも2022年のシーズン開始まで、場合によってはそれ以上の期間にわたる離脱が予想されるというニュースが表面化してから、それはほとんど正式に決まったも同然の扱いだった。
ジャーウィンの一件でカウボーイズはシュルツをなんとしても引き留める必要があった。
25歳のシュルツは昨シーズンに大活躍し、キャリアハイとなるキャッチ78回、808レシーブヤードとタッチダウン8回を記録している。
カウボーイズではワイドレシーバー(WR)のマイケル・ガラップ、セドリック・ウィルソン、ノア・ブラウン、マリク・ターナーの4人は来週にフリーエージェント(FA)となり、一人以上と契約を延長できなければチームはこのポジションで大きな課題を抱えることになる。
カウボーイズはシュルツをタグづけすることによって、クオーターバック(QB)のダック・プレスコットに頼れるタイトエンドのターゲットが一人でもいることを確実なものにした。他のパスキャッチャーたちがどうなるかはまだ分からない。
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