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ドルフィンズがTEマイク・ガシキにフランチャイズタグを指定

2022年03月09日(水) 11:40

マイアミ・ドルフィンズのマイク・ガシキ【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズがタイトエンド(TE)マイク・ガシキにフランチャイズタグを指定したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地8日(火)に伝えた。チームも後にこの動きを認めている。

NFLネットワークのマイク・ガラフォロは月曜日、長期契約についての話し合いは持たれていないものの、ドルフィンズがガシキにタグを使用することは予測できると報じていた。

ドルフィンズとガシキが契約延長する場合、7月15日(金)の期限までに完了しなければならない。ガシキが新シーズンをタグでプレーするとすれば、1,093万1,000ドル(約12億6,600万円)を受け取ることになる。これはオープンマーケットに出た場合に得られるはずの金額に比べて大幅に低いと見られる。

2018年にワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーに指定して以来、ドルフィンズがタグをつけた選手はガシキが初めてだ。

26歳のタイトエンドはNFLでの最初の4年で、このポジションにおけるトップクラスの武器として台頭してきた。2018年NFLドラフトの2巡目でドルフィンズから指名を受けたガシキは、2021年にいずれもキャリアベストにあたるキャッチ72回、780レシービングヤードをマークしている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ワイドの位置についたスナップ数でガシキはカイル・ピッツに並ぶ最多を記録(2018年)。過去2シーズンにおいて、ガシキは相手守備陣との距離が近い状況におけるキャッチ(25回)、レシービングヤード(328ヤード)、レシービングタッチダウン(5回)で全タイトエンドのトップに立っている。

信頼できるパスキャッチャーである一方、ガシキのブロッキング(2021年に『Pro Football Focus/プロフットボール・フォーカス』のパスブロッキングのグレードで36.6、ランブロッキングのグレードで46.1)はゲーム全体において常にネガティブな部分だった。そこが新人ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルのオフェンスにどう影響するかは興味深い。

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