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コスト削減に動くカーディナルスがLBヒックスをリリース

2022年03月10日(木) 13:19


アリゾナ・カーディナルスのジョーダン・ヒックス【AP Photo/Rick Scuteri】

サラリーキャップの問題に直面しているアリゾナ・カーディナルスが現地9日(水)の動きによっていくらかのスペースを作り出している。

カーディナルスがラインバッカー(LB)ジョーダン・ヒックスをリリースしたことを発表した。さらに、カーディナルスは独占権フリーエージェントのランニングバック(RB)ジョナサン・ウォードとワイドレシーバー(WR)アントワン・ウェスリーに1年契約のオファーを提示。ラインバッカー(LB)デボン・ケナードはカーディナルスに残るための契約再構築に同意している。

ヒックスのリリースは2つの理由から注目に値する。一つはヒックスをカットすることでチームはキャップスペース上で650万ドル(約7億5,000万円)を節約でき、利用可能なスペースが800万ドル(約9億3,000万円)以上になる点。もう一つは、これによってアリゾナは2021年の1巡目指名選手であるゼイベン・コリンズよりも多くの守備スナップをこなした先発ラインバッカーを失うことになる点だ。

2022年にコリンズがフィールドに出る機会は増えるはずだ。クレムゾン大学出身のカーディナルスLBアイザイア・シモンズも、2020年のルーキーイヤーに比べて2021年のプレー時間が増えていた。

ヒックスはカーディナルスでの3シーズン目だった2021年の17戦すべてに先発し、タックル116回(うちフォーロス7回)、キャリアハイにあたるサック4回、パスディフェンス5回、フォースドファンブル1回を記録。かつてドラフト3巡目でフィラデルフィア・イーグルスから指名を受けたヒックスは、6月に30歳の誕生日を迎えるものの、守備面の強化を必要としているチームに先発としての戦力を提供できる力はある。リーグイヤー開始が迫る中、ヒックスはどこかに居場所を見つけるだろう。

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