NFL史上初の黒人レフェリーとなったジョニー・グリアーが74歳で死去
2022年03月10日(木) 13:26黒人としてNFL史上初めてのレフェリーとなったジョニー・グリアーが死去したと、NFLフットボール運営部門上級副社長のトロイ・ビンセントが現地9日(水)に発表した。享年74。
グリアーは1981年から2004年にかけて23年間NFLの試合に携わり、最初はフィールドジャッジから始まり、1988年にレフェリーに昇格している。グリアーが最後にフィールドジャッジを務めたのは、ダグ・ウィリアムズが初めて黒人の先発クオーターバック(QB)として優勝を飾った第22回スーパーボウルだった。『FootballZebras.com(フットボール・ジーブラス)』によると、グリアーはキャリアを通してプレーオフの試合を15試合担当したという。
ノースカロライナ州出身のグリアーは18歳のときに高校フットボールの審判を始め、1972年にカレッジフットボールに進んだ。NFLの審判員時代にはミッドイースタン・アスレチック・カンファレンスの審判部長も務めている。
グリアーは1965年から1989年までフィールドジャッジとヘッドラインズマンを務めたNFL初の黒人審判員であるバール・トーラーの志を継いだ。
Johnny Grier, the @NFL’s first Black referee and the field judge for Super Bowl XXII, was a trailblazer who paved the way for those in the field of @NFLOfficiating and beyond.
Rest in peace, Johnny. pic.twitter.com/dyWBSlbS7m
— Troy Vincent, Sr. (@TroyVincentSr) March 9, 2022
「黒人初のレフェリーであり、第22回スーパーボウルのフィールドジャッジを務めたジョニー・グリアーは、先駆者としてNFLのオフィシャルに関わる者に道を切り開き、多くを成し遂げた。安らかに、ジョニー」
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