NFL復帰へのドアは閉ざされたとジム・ハーボー
2022年03月10日(木) 14:03ミシガン大学のヘッドコーチ(HC)であるジム・ハーボーが現地8日(火)、NFL復帰への扉は閉ざされたと語った。
先月に面談を行ったミネソタ・バイキングスでコーチを務めるチャンスを機に、ミシガン大学ウルバリンズで7年過ごした後にリーグに戻りたいのかを自問したというハーボーは、春季の練習についての記者会見の場で次のように話している。
「結果として、ここが自分のいたい場所だと決断した。そして、そのことに深く感謝している」
バイキングス側がハーボーの決断を少し容易にした部分はあるかもしれない。チームがハーボーにオファーすることはなかった。バイキングスはロサンゼルス・ラムズの攻撃コーディネーターであるケビン・オコンネルをヘッドコーチに起用している。
58歳のハーボーはミシガン大学との新契約にサインする前、上司で元チームメイトでもあるアスレチックディレクターのウォード・マニュエルに対し、NFLで再びコーチ業を行う可能性を再検討しないと話していた。
ハーボーは記者団に対し、「それが私の感じたことであり、感じていることだ」とコメントしている。
ミシガン大学で61勝24敗を記録しているハーボーは、昨シーズンに何としても勝つことが望まれていたオハイオ州立大学戦でも勝利を飾っている。
ミシガン大学は先月にハーボーとの契約を再構築し、2026年までコーチを契約下に置きつつ、毎年700万ドル(約8億1,000万円)以上を支払うようにしている。ハーボーは毎年、自身の退職金制度に100万ドル(約1億2,000万円)を投じる。また、さらに多くの金額をパフォーマンスボーナスで手にすることもできる。
ほとんどの記者会見よりも長く続いたこの会見で、ハーボーの様子も口調も楽天的だった。ハーボーはスーパーボウルでの勝利をもう夢見てはいないと主張し、ウルバリンズが1997年以来のナショナルチャンピオンシップを制覇することに全面的に集中していると述べている。
「われわれはナショナルチャンピオンシップで勝てる。それはかなり良いことだ」とハーボーは話した。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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