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新契約にサインし、2022年に「解き放つ」準備ができたチャージャーズWRウィリアムス

2022年03月11日(金) 00:01


ロサンゼルス・チャージャーズのマイク・ウィリアムス【AP Photo/Andrew Harnik】

前回のオフシーズンでロサンゼルス・チャージャーズの新攻撃コーディネーター(OC)は、マイク・ウィリアムスがいかにオフェンスの焦点になるかについて繰り返し話していた。いうなれば、ジョー・ロンバルディのスキームにおけるマイケル・トーマスということだ。時として、そうしたオフシーズンのおしゃべりは空虚なものになることがある。ウィリアムスの場合はそうではない。

ワイドレシーバー(WR)のウィリアムスは76回のキャッチで1,146ヤードを獲得し、9回のタッチダウンを決めるキャリアベストのシーズンを過ごした。キャッチ数ではそれまでのベストを倍近くに伸ばしている。スキームでの最初のシーズンで、ウィリアムスはたまのディープスレット以上のものを持っていることを証明してみせた。

「それが(ヘッド)コーチ、(ブランドン)ステイリーとグループが俺に望んだことだった。俺ができるすべてのことをゲーム――ショートルート――で見せてみろって言われたんだ。スペースで手を使ってボールをつかみ、足を使ってプレーを作り出してみろってね」と現地9日(水)、ウィリアムスはチームの公式コメントで述べた。「それをグループに期待されていたんだ。彼らは俺がプレーメーカーになることを望んでいた。俺はそれをやってみせたんだ」

今週、チャージャーズはウィリアムスが2022年以降もチームに残れるように条件を整えた。そのプロセスで、彼らはNFLのパスキャッチャーでトップレベルの報酬、3年で6,000万ドル(約69億7,000万円)を支払うことを約束をした。1年につき2,000万ドル(約23億2,000万円)という金額はキーナン・アレンの2,002万5,000ドル(約23億3,000万円)よりわずかに少なく、NFLのワイドアウトで5番目に高い報酬額となる。

その契約の中身はさらにすごい。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、そこには2,100万ドル(約24億4,000万円)のサインボーナスと、最初の2年間で4,000万ドル(約46億5,000万円)の保証が含まれているという。新リーグイヤーの3日目に生じる300万ドル(約3億5,000万円)のロースターボーナスが最終シーズンのトリガーとなるため、クラブ側は2シーズンで次に進もうと思うならばグズグズしている暇はない。ウィリアムスにとってさらに良い点は、契約満了時に30歳でフリーエージェント市場に出ていけることだ。

ロサンゼルスで彼は違いを生み出せることを証明し、クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートのビッグアームの完璧な補完となれることを示した。

ウィリアムスはレシーブヤードが80を越え、レシーブタッチダウンが1回以上の試合が2021年に6回あり、デイバント・アダムスとタイで2位に入っている。1位は11回のクーパー・カップだ。40ヤード以上でタッチダウンキャッチ4回というのは2021年のNFLで2位タイの記録で、タイラー・ロケット、ディーボ・サミュエルと並んでいる。1位は6回のジャマール・チェイスだった。

キャリアハイを記録して有利な新契約を手に入れたウィリアムスだが、自分にはまだ成長の余地があると彼は信じている。

「どのオフシーズンも、俺は自分のゲームの全ての部分を向上させようとする。ブロッキング、ルート、ボールのキャッチ、すべてにおいてうまくなろうとしているんだ」と彼は述べた。「でも、俺はまだうまくなれる――もっともっとうまくなる。次のシーズンにそれを解放しよう。やってやるぜ」

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