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カウボーイズがTラエル・コリンズのトレードに向けて積極的な話し合い

2022年03月11日(金) 09:49

ダラス・カウボーイズのラエル・コリンズ【AP Photo/Mark Tenally】

ダラス・カウボーイズは多くの選手たちに別れを告げようとしている。現地10日(木)に、また一人の対象が明らかになった。

カウボーイズがライトタックル(RT)ラエル・コリンズのトレードについて積極的な話し合いを行っていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。

コリンズはフィールド上で生産性を発揮するタックルであった一方、過去2シーズンにわたって出場可能な状態を保つことに苦戦してきた。コリンズは2020年9月の上旬に故障者リザーブになり、シーズンのすべてをケガで棒に振っている。薬物乱用に関するリーグのポリシーに違反したため、2021年は5試合の出場停止処分を受けていた。

出場できない状態のとき以外は、コリンズはカウボーイズのオフェンシブラインにおいて重要な役割を果たしている。プレーできた過去2シーズン(2021年シーズンと2019年シーズン)は『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によるグレードが80を越えており、ランゲームにおいて素晴らしい能力を発揮しつつ、パスプロテクションでも堅実なタックルとして活躍してきた。

コリンズがトレードの対象になった一因には、2022年に1,525万ドル(約17億7,000万円)を数えるキャップナンバーもある。カウボーイズは現時点で100万ドル(約1億2,000万円)を少し超える分だけサラリーキャップをオーバーしており、新リーグイヤー開始前に財政状態を良好にしておくべく、できる部分でサラリーを削ろうとしているのだ。トレードの議論にはワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーの名も含まれている。クーパーが2022年に受け取る2,000万ドル(約23億2,000万円)のベースサラリーを引き受けるチームが見つからなければ、リリースされると見られる。

カウボーイズは2022年に向けて明らかにキャップスペースに余裕を持たせようとしている。そして、彼らは主要選手たちと袂を分かつことを恐れていない。現地6月1日(水)以降のトレードであれば、コリンズを動かすことでキャップから1,000万ドル(約11億6,000万円)を削減可能だ。カウボーイズが28歳の堅実なタックルに関心を示すチームを見つけることができれば、トレードは成り立つだろう。

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