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4年連続で異なるQBが先発を務めたコルツが5人目のQB探しに着手

2022年03月11日(金) 10:17


インディアナポリス・コルツのカーソン・ウェンツ【AP Photo/AJ Mast】

インディアナポリス・コルツがクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツを大型トレードでワシントンへと放出したことによって、コルツのQBポジションには穴が開いている。

前向きな要素としては、少なくともコルツは新クオーターバック探しの経験が豊富だ。プロボウルに選出されたラインバッカー(LB)ダリウス・レナードはワシントンとのトレードを受け、コルツでの5シーズン目にチームが5人目のQB探しに乗り出していると『Twitter(ツイッター)』で指摘した。

「さあ、もう1回だ! コルツにいて5年ほど、そして5人の別々のQB! 俺のカーソンに、今年のすべてに感謝! ひたすら幸運を祈っている!」

2018年、QBアンドリュー・ラックが16試合に先発した。そのラックが電撃引退を発表した後、2019年にはジャコビー・ブリセットが15試合で先発を務めている。2020年はフィリップ・リバース(16試合に先発)がやってきた。そして、2021年にウェンツが17試合のすべてでスターターの役割を果たしている。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、4年連続で異なるQBが15試合以上に先発したのはNFLの歴史上でコルツのみだという。コルツがどこに行き着くかによっては、その記録は5年連続に延びるかもしれない。

すでにジミー・ガロポロが候補としてささやかれており、コルツにはサンフランシスコ・49ersからガロポロの契約を引き取るだけのキャップスペースがある。しかしながら、ジミーGがコルツのフィールド上でウェンツのアップグレードとなれるかは議論の生じるところだ。また、ガロポロの契約はあと1年であり、長期的なソリューションにはならないかもしれない。

クリス・バラードはNFLで最も尊敬されているジェネラルマネジャー(GM)の一人であり、アップグレードの余地を残しつつもプレーオフ出場の可能なロースターを築いてきた。とは言え、クオーターバックのポジションについては答えが出ない状態が続いている。ウェンツを水曜日にトレードしたことは、前回の決断も誤りだったことの裏づけと言っていいだろう。ここからコルツがどう動き、センターの後ろに安定した選手を据えられるかが、バラード時代を定義するかもしれない。

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