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コマンダースがベテランSコリンズを放出か

2022年03月11日(金) 11:19


ワシントン・フットボール・チームのランドン・コリンズ【AP Photo/Daniel Kucin Jr.】

ワシントン・コマンダースは高給取りのセーフティ(S)ランドン・コリンズと決別しようとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地10日(木)に関係者の話を元に伝えたところによると、コマンダースは契約の再構築で合意に至れなかったコリンズを放出しようとしているという。

コリンズは2019年にチームと6年8,400万ドル(約97億7,000万円)の契約を結んだ。コマンダースは不発に終わったと言えるコリンズとの契約を3シーズン越しに解消しようとしている。

この契約に保証金は残っていない。コマンダースがこのままコリンズをリリースすれば、デッドマネーは960万ドル(約11億2,000万円)で、キャップスペース上では648万2,000ドル(約7億5,000万円)を節約することができる。

ドラフト2巡目指名を受けてニューヨーク・ジャイアンツに入団したコリンズはその後、守備陣を改革する重要な存在となることが見込まれて当時のワシントン・レッドスキンズと契約。しかし、その改革はうまくいかなかった。ジャイアンツ時代にはプロボウルに3回選出されたコリンズだが、ワシントンでは何の称賛も得られず、ケガに悩まされて3年間で14試合の欠場を余儀なくされている。

コマンダースは2021年シーズンに、コリンズをスクリメージラインに近いところで違いを生み出せる選手だとみなしてハイブリッド型ラインバッカー(LB)の役割を与えた。結果、コリンズは13試合に出場してタックル81回、サック3回を記録している。28歳のフリーエージェント(FA)市場はチームがコリンズを真のボックスセーフティと見るか、ハイブリッド型のセーフティと見るかによって変わってくるだろう。

【RA】