パンサーズとセインツがテキサンズにQBワトソンのトレードをオファー
2022年03月14日(月) 09:50カロライナ・パンサーズとニューオーリンズ・セインツはクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンを獲得するためにヒューストン・テキサンズにトレードを申し出ており、近いうちにワトソンと面会する可能性が高いという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地13日(日)に伝えている。
テキサス州ハリス郡の大陪審が、マッサージセラピーのセッション中に性的不品行を働いたとして訴えられていたワトソンについて、起訴するための十分な証拠を見つけられなかったことが金曜日に明らかになった。26歳のワトソンはこの他に22件の民事訴訟にも直面しているが、金曜日のニュースはワトソンのトレード交渉を加速させる道を開いたと言えよう。とはいえ、ワトソンは現在もNFLの調査対象となっており、リーグの個人行動規範に基づいて懲罰を受ける可能性がある。
ワトソンは問題発覚前にテキサンズにトレードを要求し、2021年シーズンでは全17試合でインアクティブだった。
パンサーズはワトソンが最初にテキサンズにトレードを要求して以来、契約にノートレード条項を持つワトソンの獲得に興味を示してきた。一方、ラポポートは恒常的に資金不足のセインツでもワトソンの契約をサラリーキャップ内に収められると指摘している。セインツは土曜日にコーナーバック(CB)マーション・ラティモアの契約を再構築してキャップスペースから1,845万ドル(約21億7,000万円)を削減しており、2022年シーズンのリーグのサラリーキャップにあたる2億0,820万ドル(約238億5,000万円)に近づいてきた。
ペリセロは、テキサンズがワトソンを手放す見返りとして求めているもの――3つの1巡目指名権を含むパッケージ――は変わっておらず、複数のチームがそれに応じる意向を持っていると報じている。
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