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チャージャーズがCBジャクソン獲得に関心か

2022年03月14日(月) 11:14


ニューイングランド・ペイトリオッツのJ.C.ジャクソン【AP Photo/John Bazemore】

今オフシーズンにパスラッシュの名手であるアウトサイドラインバッカー(OLB)カリル・マックをトレードで獲得したロサンゼルス・チャージャーズは、ディフェンスの主力選手のさらなる獲得に向けて動くかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ジアルディは現地13日(日)、チャージャーズがコーナーバック(CB)J.C.ジャクソンの獲得に大きく関与する見込みだと伝えた。

NFLで最もマンツーマンに強いコーナーバックの1人であるジャクソンは、『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2022年フリーエージェント(FA)トップ101で2位につけている。ニューイングランド・ペイトリオッツは驚くべきことにジャクソンにフランチャイズタグを使用しなかった。

年々向上するプレーと成果が指し示しているように、ジャクソンは26歳にして全盛期を迎えていると言えよう。プロボウルに初選出された2021年シーズンには、タックル58回を記録してキャリアハイを更新し、パスディフェンス23回をマークしてリーグトップに輝いている。また、インターセプトを8回決めており、過去2シーズンの通算で17回、キャリア4年間を通して25回となった。

チャージャーズのヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーのディフェンススキームに完ぺきにフィットすると見られているジャクソン。CBジャレン・ラムジーがロサンゼルス・ラムズで果たしてきたような役割を担うことをチャージャーズファンに期待されるのは間違いないだろう。ステイリーHCは昨シーズンにチャージャーズに加わるまでラムズの守備コーディネーター(DC)を務めていた。

ジャクソンはどんなチームのセカンダリーにも即座に貢献するはずだが、チャージャーズはコーナーバックを必要としている。新人CBアサンテ・サミュエルJr.は輝きを見せていたが、年間を通して脳しんとうの問題に対処してきた。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』が定めた2021年シーズンのグレードでジャクソンが82.7という評価を得ていた一方で、サミュエルJr.のグレードは56.4にとどまっており、チーム内の他のコーナーバックであるマイケル・デイビスは54.0、クリス・ハリスは62.4とされていた。

すでにマックとOLBジョーイ・ボサが在籍している中、ジャクソンが加わってセーフティ(S)ダーウィン・ジェームズと共にセカンダリーを率いることになれば、昨シーズンに総合23位に終わったチャージャーズ守備陣は理論上、エリート集団となるだろう。

【RA】