クオーターバック（QB）カーク・カズンズが少なくとも2023年シーズンが終わるまではミネソタにとどまる。

ミネソタ・バイキングスがカズンズと完全に保証された1年3,500万ドル（41億2,000万円）の延長契約を結ぶと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが伝えた。チームは後に、カズンズとの契約延長は原則として合意されていると明かしている。

カズンズの報酬は2022年に4,000万ドル（約47億1,000万円）に上昇し、来年3月までに5,500万ドル（約64億8,000万円）が支払われる他、ノートレード条項があるとペリセロはつけ加えた。新契約によって、バイキングス側もサラリーキャップに対しほぼ1,400万ドル（約16億5,000万円）が節約できるという。

ここ数週間でカズンズのトレードについての関心の声を受けていたバイキングスだが、新ヘッドコーチ（HC）ケビン・オコンネルはベテランパサーと共に進んでいきたいとの希望を明確にしていた。オコンネルHCは2月中旬に、カズンズが“われわれの行うことの一部になる”と予測していると述べている。

プロボウルに3度選出され、そのうち2回はバイキングスのメンバーとして選ばれているカズンズは、昨シーズンに4,221ヤードを投げ、タッチダウン33回、インターセプトはわずか7回だった。しかしながら、バイキングスは8勝9敗に終わっており、カズンズがQBを務めている4シーズンのうち、3度目のレギュラーシーズンでの敗退を喫している。

それにもかかわらず、カズンズは高い報酬を受けている。ペリセロが指摘するように、ワシントン時代の2度のフランチャイズタグや、ミネソタでの3回の契約の間、カズンズは8年連続で完全に保証された契約を確保してきた。カズンズ／オコンネルのコンボが成功を収めれば、カズンズは来年の今頃に新しい契約を結んでいるかもしれない。

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