WRアダムス、パッカーズにフランチャイズタグ拒否の意向を通達
2022年03月15日(火) 06:37スターレシーバーのデイバント・アダムスがグリーンベイ・パッカーズに対し、2022年シーズンにフランチャイズタグをつけてプレーする意向がないことを伝えたという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地14日(月)に報じた。
パッカーズは長期契約に関して双方が合意に至らなかったため、3月8日の期限を前に、アダムスに約2,000万ドル(約23億6,600万円)のタグをつけていた。ラポポートとトム・ペリセロはまた、双方が契約延長に程遠いことを付け加えている。
アダムスとパッカーズが7月15日(金)までに契約を結ばなければ、アダムスはフランチャイズタグの状態で2022年シーズンに突入することになるが、アダムスがテンダーにサインするまではミニキャンプ、トレーニングキャンプ、その他のチームのワークアウトに参加する義務はない。
2021年シーズンに4年5,800万ドル(約)の契約期間の残りをプレーし終わったアダムスはレシーブヤード(1,553)でNFL全体の3位につけ、タッチダウンレシーブ(11)は5位にランクインしている。昨オフシーンにぼっ発したクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとパッカーズの将来にとって最重要な人員に関するドラマをきっかけに、アダムスのステータスは1年近く話題に上り続けており、フレズノ州立大学時代のチームメイトで現ラスベガス・レイダースのQBデレック・カーが2022年にアダムスをレイダースに勧誘するつもりだと公言したことも、さまざまな憶測を加速させた。
賢明なフランチャイズならば誰しもそうであるように、パッカーズはそういったシナリオを回避したいと考え、アダムスに2,000万ドル近いタグをつけたのだ。しかしながら、アダムスがフランチャイズタグでのプレーを拒否したことで、事態はより複雑になっている。
ちょうど1週間前にはパッカーズとロジャースが長きに渡ったこう着状態を抜け出し、2022年シーズンに予定されていたロジャースのキャップナンバーを削減させる4年2億ドル(約236億5,200万円)の契約延長に合意した。これにより、アダムスにタグをつけることも、新契約の調印に持っていくことも可能となっている。
ロジャースが再びパッカーズの一員としてフィールドに立つことになった今、チームはクオーターバックとレシーバーの両方を十分に満足させられる方法を見いださなければならない。29歳のアダムスは当然ながら、プロキャリアの中でおそらくは最後になるであろう契約交渉に決着をつける準備はあるはずだ。
【C】