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OLBレディックがイーグルスと3年53億円の契約に合意

2022年03月15日(火) 11:53

ハサン・レディック【AP/ Photo Jeffrey T. Barnes】

フィラデルフィア・イーグルスはフィリーにルーツを持つ、フリーエージェント(FA)の大物エッジラッシャーを獲得しようとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地14日(月)に状況を知る人物の話を元に伝えたところによると、イーグルスがアウトサイドラインバッカー(OLB)ハサン・レディックと3年4,500万ドル(約53億2,000万円)の契約に合意したという。

この契約には3,000万ドル(約35億5,000万円)の保証が含まれており、インセンティブを追加することによって最大4,950万ドル(約58億5,000万円)になる予定だ。

今オフシーズンにレディックは大物エッジラッシャーの中で初めて契約の合意に至っている。

2017年ドラフト全体13位指名を受けてアリゾナ・カーディナルスに入団した後、レディックのキャリアはゆるやかに始まった――最初の3シーズンで記録したサックは合計7.5回だ。それでも、2020年には軌道に乗り始め、レディックはルーキー契約の最終年にサック12.5回をマークしている。

各チームは昨年のフリーエージェントに際し、キャリア初期の伸び悩みを踏まえてレディックの2020年の成績は例外的なものだったのではないかと懸念していた。最終的にレディックは自分の実力を証明すべくカロライナ・パンサーズと1年契約を結んでいる。

そして、彼は証明してみせた。

レディックは2021年にサック11.0回、クオーターバック(QB)ヒット18回をマークしてパンサーズをリードしている。2020年以降に記録した通算23.5回のサックは、その期間においてNFLで5番目に多い数字となった。また、2017年以降に300回以上のタックルと30回以上のサックを記録した3人の選手のうちの1人となっている(他の2人はピッツバーグ・スティーラーズのディフェンシブタックル/DTキャメロン・ヘイワードと、インディアナポリス・コルツのDTディフォレスト・バックナーだ)。

容赦ないエッジラッシャーへと成長を遂げたレディックは、素晴らしい突進とスクリメージラインの後ろに大混乱を引き起こす能力を見せつけてきた。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、レディックは2020年以降に(500回以上のパスラッシュスナップで)NFLで3番目に高いサック率(3.2%)を達成したという。

イーグルスは昨シーズンにエッジから一貫したプレッシャーをかけるのに苦労していた。この領域のアップグレードはジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンにとって優先順位が高く、フリーエージェントの開始に向けて即時に対応している。

フィラデルフィアにあるテンプル大学出身のレディックは、今ではずっと裕福になってホームに戻ろうとしているところだ。

「ホームに戻るぞ!!!!」

【RA】