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ベンガルズが2名のGを加えてOL補強へ、DTヒルとは再契約

2022年03月15日(火) 12:54


アレックス・カッパ【AP Photo/Alex Menendez】

フリーエージェント(FA)のガード(G)アレックス・カッパはトム・ブレイディよりもジョー・バロウを選んだようだ。

カッパがシンシナティ・ベンガルズと4年4,000万ドル(約47億3,000万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーが伝えている。NFLネットワークのマイク・ガラフォロによると、契約には基本報酬3,500万ドル(約41億4,000万円)が含まれており、そのうち2,000万ドル(約23億7,000万円)が最初の2年間に支払われる予定とのこと。また、100万ドル(約1億2,000万円)のプロボウルインセンティブも含まれているという。

第一報を伝えたのは『ESPN』だ。

タンパベイ・バッカニアーズの屈強なガードを獲得することは、ベンガルズにとって素晴らしいオフシーズンの始まりとなっただろう。ベンガルズは昨シーズンにプレーオフを含めて70回のサックを喫したクオーターバック(QB)バロウを守るために、オフェンシブラインを改善する必要があった。

『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、カッパは2021年にパスブロッキングスナップに764回参加して許したサックは5回だったとのこと。また、764回という数字は2021年にプレーしたガードの中で最多だったという。

ハンボルト州立大学出身で3巡目指名を受けてNFL入りしたカッパ。最高のシーズンを満喫した2021年にはスナップ1回すら逃しておらず、まだまだ成長を遂げようとしている。

ベンガルズは今オフシーズンにオフェンシブラインにブロッカーを加えることを切望していた。カッパの加入は再建に向けての大きな一歩となるだけではなく、年俸1,000万ドル(約11億8,000万円)というのは双方にとって堅実な契約であると言えよう。

ベンガルズの動きはそれだけにとどまらない。NFLネットワークのイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、ベンガルズがニューイングランド・ペイトリオッツの元Gであるテッド・カラスとも3年1,800万ドル(約21億3,000万円)で契約する予定だと報道。カラスは過去3シーズンの間にペイトリオッツとマイアミ・ドルフィンズで44試合に先発出場している。他にも、ベンガルズはディフェンシブエンド(DE)B.J.ヒルと3年3,000万ドル(約35億5,000万円)の契約を結んでチームに残留させたとラポポートはつけ加えた。

一方のバッカニアーズは、アリ・マーペットの引退を受けてトップ2のガードを欠いた状態となっている。

【RA】