カウボーイズがDEローレンスと3年47億円の新契約に合意
2022年03月15日(火) 15:21ダラスにとどまることになったディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスがその過程で小さな歴史的偉業を成し遂げている。
ローレンスがダラス・カウボーイズと3年4,000万ドル(約47億3,000万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが伝えた。ペリセロによると、そのうち3,000万ドル(約35億5,000万円)が保証されており、ローレンスはNFL史上初めて7シーズン連続で契約が保証されたディフェンシブエンドとなるという。
万全の体調であれば破壊力を存分に発揮するローレンスに対し、カウボーイズは惜しみなく報酬を支払ってきた。2017年と2018年に合わせて25回のサックを記録したローレンスは、キャリア8シーズンを通して48.5回のサックを決めている。2018年シーズン終了後、カウボーイズはその成果に報いる形で5年1億500万ドル(約124億3,000万円)の契約を与えたが、2021年にローレンスはケガでシーズンの大半を棒に振っており、わずか7試合しか出場できなかった。
サラリーキャップの状況が厳しく、トレードや放出の候補が多くいる中で、カウボーイズはローレンスと新契約を締結。この契約は総額の75%を保証するものであり、カウボーイズのキャップスペースにいくらか余裕をもたらす可能性も高い。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、新契約を結ぶ前にローレンスはキャップスペースの2,700万ドル(約32億円)を占める予定だったという。
カウボーイズはワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーをクリーブランド・ブラウンズにトレードしてキャップスペース上にすでに大きな余裕を確保している。この取引は新リーグイヤーの開始とともに正式に成立する予定だ。カウボーイズはローレンスと新たに契約して守備陣の重要なピースを失うことを回避しており、ローレンスは2022年シーズンに健康な状態でいつもの調子を取り戻したいと望んでいる。
【RA】